
アンディ・ウォーホル


現代アートから見えてくる、オルタナティブな資本主義の可能性。|長谷川 新 ●インディペンデントキュレーター
『キャンディの“贈与”によって新陳代謝を繰り返すポスト・ミニマリズムの代表的作品。』
自身とパートナーの体重を合わせた重さと同じだけのキャンディが展示され、鑑賞者は自由にそれを持ち帰れる彫刻作品。キャンディは常に補充されるため外見は変わらずとも新陳代謝を起こすように作品は入れ替わる。「愛情さえも商品化されて流通する現代社会の中で、作品の売買ではない純粋な贈与の関係を美術館の中に作り出している。商品

ポラロイド写真に見るアリ・マルコポロスの原点。

リーバイス®が仕掛けるカスタマイズのイベントにクリエイターが集結。
リーバイス®が、“カスタマイズ”をテーマにしたアートエキシビションを開催。ブルージーンズの誕生日である5月20日に向けた一連のキャンペーンの一つで、開催前夜にはオープニングレセプションが行われました。
会場は3つに分かれ、ギャラリースペースには、アーティストのジョー・ガーヴィーがキュレーションした現代作家27名による作品を展示。絵画からオブジェまでさまざまなアートが一堂に会しました。また、同ビ

快適に街歩き。
春夏のテーマは「動きやすさと自由なスタイル」。シューズの特徴は、ソールのサイドにあしらわれた“サイド スタビライザー”と呼ばれるギザギザのディテール。これにより足の着地面を安定させ、歩きやすさもサポート。スエードレザーのポップなイエロー×ホワイトのカラーリングが映える。73,000円(MCM/MCM銀座HAUS 1☎03・5524・7177)

ミッドセンチュリー家具の魅力ってなんですか?
マーク・マクドナルドがいなければ、ミッドセンチュリーブームは存在しなかったと言っても過言じゃありません。誰もまだ気づかない真価をいち早く掘り起こし、シーンを切り拓いてきた立役者に今改めて話を聞きます。

MoMA収蔵映画。
「MoMAの映画部門は、フィルムアーカイブの先駆けでした」
そう語るのは、映画の保存や上映などを通して映画文化の振興を図る〈国立映画アーカイブ〉のキュレーター、入江良郎さん。前身である東京国立近代美術館フィルムセンターが、2014年に『MoMAニューヨーク近代美術館 映画コレクション』を開催した際、入江さんは日本側の担当の一人として、MoMAから作品を取り寄せたという。ここでは同特集で上映した作

思い出の地、東京・表参道で特別展を開催。
1980年代アメリカ。アンディ・ウォーホルやジャン=ミシェル・バスキアらと共にアメリカンアートを盛り上げた人物が、キース・ヘリングだ。彼の活動は、80年にニューヨークの地下鉄構内の広告板に絵を描く、サブウェイ・ドローイングから始まる。シンプルな線と色で描かれたイラストで脚光を浴び、その後90年に亡くなるまで、絵画や彫刻、アニメーション、レコードカバーなど数多くの作品を残した。
83年に初来日し

ウィリアム・エグルストンの日常。
ウィリアム・エグルストンを、テネシー州メンフィスの自宅に訪ねた。カラーフォトグラフィのパイオニアにして、凡庸な日常から強烈な美を引き出す天才写真家は、今いったいどんな家に住み、どのような毎日を送っているのだろう。緑あふれる公園を見下ろす、大きな元ホテル。薄暗い廊下に立ち、ドアをノックした。

ホラーで語る。
ホラー評論で知られる小梶勝男さんを招いて不定期開催される映画宣伝会社〈ドリーム・アーツ〉のホラー上映会。仕事終わりに酒を飲みながら、マニアックな作品を徹夜で観賞している。が、悲鳴が聞こえるのかと思えば、みなさん笑顔。ホラーなのに笑いが絶えないのはなぜ?