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テイクアウト

井上 勇 | Trattoria Pizzeria L’ARTE(三軒茶屋)

第1次ナポリピッツァブームの申し子、1995年、中目黒に開業したピッツェリア〈サルヴァトーレ・クオモ〉のオープニングスタッフである。モチモチのおいしさに東京中が大狂乱。昼も夜も行列ができる店で、朝9時半から深夜3時まで働いた。イタリア人客も来ない日がない。「今日もおいしかったヨ、本物じゃないけどネ!」と言われ続け、本物を確かめに短期だがナポリにも渡った。「故郷に錦」の気持ちで中目黒に〈イル・ルポー

最初に感動していたことが 日常になって見えるもの。

10年修業組が帰国の兆しを見せた先駆けは〈オルトレヴィーノ〉である。食材、惣菜、ワインが買えて、バールもリストランテも地続きのエノガストロノミア。イタリアの街場にある、しかし日本では見慣れないこの形態を鎌倉へ持ち込み、今年で10年目を迎えた。
 
シェフの古澤一記さんは「料理もワインも同等に、高い次元で修得する」ため、イタリアで必要な経験を逆算。最初は料理人としてシェフも務め、次に3ツ星〈エノテー

〈奇珍〉の 「シュウマイ」

 あれは27年前。ィヨコハマ(敬愛するクレイジーケンバンドの横山剣さんに倣ってこの表記で)をブラブラしていたときに偶然見つけ、強烈な電波を発している外観に惹きつけられて入ったのが出会いです。ィヨコハマだけど中華街ではない、エアポケットのようなエリアにあり、内装も完全な昭和遺産。それ以来通いつめて、このシュウマイは軽く300回は食べてます。3日連続で食べたこともあるし、テイクアウトも必須。揚げワンタ

粉にこだわるピッツァとパスタ。

〈浅草開化楼〉と共同開発した絶妙バランスの低加水パスタ。

シチリア修業時代、現地の生パスタの食感に感銘を受けたシェフの樋口敬洋さん。帰国後、自家製に挑戦するもなかなか再現できず、製麺会社〈浅草開化楼〉とタッグを組み、低加水パスタを開発。通常加水率40~50%で作るところ、約30%に抑えることで、樋口さんが求めていた歯切れの良さとモチモチ感が融合する麺が完成した。ディナーメニューの定番は、辛めのア

パイクプレイス ロースト

日本上陸は1996年。多彩なエスプレッソドリンクをテイクアウトできる「シアトル系コーヒー」の先駆は、「サード・プレイス(家でも職場でもない場所)」というコンセプトとともに、熱狂的に支持され今日に至る。創業地「パイクプレイス」の名を冠したブレンドも、発売から10年のロングセラー。ココアや煎ったナッツのような香ばしさ、バランスの良い滑らかな口当たりが特徴だ。「どっしりとしたコクがある、“古き良きシアト

HOME COFFEE ROASTER (三重/津)

小さな住宅地の端にある真っ白な焙煎所。営業日が少ないのは生豆の下準備に時間を要するため。まず水で洗って付着物を取り除き、丸1日かけ自然乾燥させるのだ。「生豆を洗う店は1割もないかもしれません。豆についた不純物が燃えて、コーヒーが余分な香りをまとわないように」と店主の構司啓太さん。焙煎はすべての豆に火が入った瞬間の“完煎”を基本に仕上げる。「中深煎りといっても人によって差がありますが、完煎は等しく同

男子的おもてなしは 〆ジンギスカンへの道。|亀田恭平

ホスピタリティの高い札幌人。よそから来たお客には、自分の愛する店に案内して喜んでもらいたい(もちろん1軒では帰らせない!)。自他共に認めるもてなし名人たちに、一晩のテッパンコースを教えてもらいました。

「最終地点のシメに〈だるま〉に行くことが多いので、それまでは“序章”(笑)。海鮮やザンギなど北海道らしい皿でまずは一杯やり、テイクアウトでおにぎりを頬張り、カラオケスナックで親交を深め、最後はジン