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チーズケーキ

もっと自由で、クリエイティブに。 枠組みを超えた日本のイタリアンを。

日本人の自分がイタリアンを表現したらどうなるのか。自分に課題を課すように挑戦を続ける、徳吉洋二さん。例えば、定番の「カルボナーラ」なら、なぜ卵とチーズなのか。その土地の地理、歴史、食材、人々を突き詰め、伝統そのものを理解し、必然性を納得したうえで料理する。色や形、体験から作りたい料理を発想し、食材を探して当てはめるというアプローチも、徳吉流のスタイルだ。

進化する信楽のギャラリーで器探しの旅。

思い思いのスタイルを探したい、製陶所をリノベして開いたショップ。

グラフィックデザイナーとして活躍後、信楽へUターン。〈NOTA&design〉として、妻の佳世子さんとともに作品を発表してきた加藤駿介さん。「デザインに興味を持ったのも信楽だからこそ。いつまでもあり続けてほしい」との思いからショップを構えた。器からオリジナル、古道具までを揃えビジターにも地元にも双方向にスタイルを提案する場所に。

〈PATH〉のサバラン

 朝から夜まで自由に使えるスタイルと自家製の味で人気を博すレストラン〈PATH〉。仏・ロアンヌ(2017年ウッシュに移転)の3ツ星〈メゾン・トロワグロ〉でシェフパティシエを務めた後藤裕一さんが、開業時から力を入れているのが「ウィークリーベイク」と題する
期間限定の焼き菓子だ。「伝統の味の再構築はライフワーク」と、洋菓子の定番をグランメゾンで磨いた技術と今の東京だから生まれる感性で提案。チーズケーキ

オフィス街に憩いをもたらす洋菓子店。|田村町 木村屋

 都営地下鉄内幸町駅のA2出口の目の前。新橋駅からなら外堀通りを真っすぐ虎ノ門方面へ4分ほど歩くと、慎ましいガラス張りの間口の〈田村町 木村屋〉がある。窓には、金文字で「創業明治33年」とある。入口横には昔ながらのタバコ屋のような小窓があり、ショーケースに焼き菓子が並んでいる。スマホ片手に地下鉄を駆け上がってきたサラリーマンが店先でマドレーヌをささっと買い、駆け足で信号を渡る。なるほど、こういう心

Dinner by Heston Blumenthal

 ミシュラン3ツ星を冠する〈Fat Duck〉のオーナーシェフで、いわゆる“分子ガストロノミー”の雄、ヘストン・ブルーメンタール。その妥協のない研究心で、英国の古い献立を再現するのが、こちらの2ツ星レストランだ。品書きはすべて出典付き。例えば、タコのグリル(写真左)、サフランと仔牛の尾のリゾット、ヤギチーズケーキとローストイチジクは、リチャード2世の料理長による1390年刊の大英図書館所蔵書から。

そろそろ一流の暮らしやセンスを身につけようと思うんだ。|松浦弥太郎

 あの頃、僕にとっての「一流」とは「本物」だった。生まれてはじめて本物を手にしたのは、小学五年の時だ。中野区に暮らしていた僕は、若宮リトルリーグに入団し、硬式野球に励んだ。入団に際して、僕は硬式用グローブを母にねだった。神保町の〈美津濃スポーツ〉を訪れ、プロ野球選手用の「ワールドウィン」を選んだ。モデルは内野手用で、巨人軍の土井正三が使っているのと同じだった。頑として他のモデルに目もくれない僕を見