
アカデミー賞


不意に自分と重なる父娘映画を。|田島列島 → 佐久間宣行
正反対の性格を持つ父娘の心の交流をユーモラスに描く。第89回アカデミー賞外国語映画賞にノミネート。監督・脚本:マーレン・アーデ/出演:ペーター・ジモニシェック、ザンドラ・ヒュラーほか/ハピネット/3,900円(DVD)。

【〜9月24日まで上映中】全14作が揃う、気鋭の映画スタジオ〈A24〉の特集上映が開催中。|『A24セレクション』
監督:バリー・ジェンキンス/主演:トレヴァンテ・ローズ/ゲットーに暮らす一人の黒人男性の苦難に満ちた人生を、少年期、青年期、そして大人になってからの3部構成で描く。

【9月4日公開】ラストベルトの片隅で、ありのままの世界を映す。|Bing Liu『行き止まりの世界に生まれて』
監督:ビン・リュー/アメリカ中西部の閉塞した田舎町に育った3人の少年、キアーとザックとビン。彼らは大人になり、カメラの前で率直な、苦しい胸の内をあらわにする。彼らが受けてきた虐待や、自身が加えている暴力について。彼らの個人的な出来事を通して、アメリカの現実を鋭く射貫くドキュメンタリー。9月4日、シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほかで全国順次公開。

【話題の映画】『スイス・アーミー・マン』を撮ったダニエル・シャイナート監督の2作目に注目。
ダニエル・シャイナートの単独名義での初監督作。マイケル・アボット・ジュニア、ヴァージニア・ニューコムほか出演。新宿シネマカリテほかで全国公開中。

蒼井優の、本気で買い物 in 福岡。
食のイメージが強い福岡だが、実は日本中の買い物マニアが集まるおしゃれワンダーランド。福岡出身で、家具や器をこよなく愛する蒼井優さんが帰郷。ここでしか見つからない、がある噂のショップを巡ってもらいました。

“人の出逢いを大切にし、人の表現を信じる”雑誌
これまで何度もBRUTUSの表紙を飾ってくれた女優の蒼井優さん。お気に入りの特集を読み返し、悩んだ末に選んだ最高の一冊は、自分の人生を支え続けてきてくれた特別な人物にフォーカスした特集でした。

クラシック音楽、いろんな入り方がありました。
大阪の心斎橋に、〈nadja〉というバーがあります。着物をビシッと着こなすママ、玲子さんがカウンターに立つ10坪ほどの店内には、アルテックの巨大なヴィンテージスピーカーが2台。ストーンズやピンク・フロイドなどのクラシックなロックと並んで爆音でかかるグレン・グールドのかっこよさが、私がもっとクラシック音楽を聴いてみたい、と思ったはじまりでした。
さて、クラシック音楽と聞くと、ハードルの高い印象かも

ペネロペは、STAY HOMEでも、 コントロールはできかねます。|『ペイン・アンド・グローリー』

バッハから現代までの流れが、ザックリわかる相関図。
今年のアカデミー賞作曲賞を受賞したのは『JOKER』のサントラを手がけた、作曲家でチェリストのグドナドッティルだった。彼女はアイスランドのエレクトロニカバンドmúmのメンバー。アイスランドといえば、ヨハンソン、シグルズソン、フラームが電子音楽制作で養った独自の世界観を切り開いた。近年クラシック界ともシンクロするアルナルズなども、活躍の場を拡大している。その音楽性を辿ると、ショパンやバッハら西洋の