
コーヒー


〈関西〉『吉野・天川』悠久の歴史と自然を受け継ぐ地で、新たなクリエイティブの風を感じる。

ローカル食材を使ったフードデリバリーでメルボルン市民を支える。『ST. ALi』●Melbourne

『星のや沖縄』海を近くに感じながら沖縄の自然と文化に触れる。(沖縄・読谷村)
読谷村のやちむんの里にある北窯の作家、松田米司の作品を中心に扱う〈tou cafe and gallery〉。コンクリート打ち放しの外観は、モダンな美術館のような佇まい。カフェではカレーやケーキが人気。●読谷村伊良皆578

『GP Coffee Roaster』●東京/初台
地元・神戸のカフェでのバイト経験をきっかけに、焙煎士を志した実豪介さん。東京のサードウェーブコーヒー店に惹かれて上京するも、修業先は深煎りを得意とする横浜〈BlueDOOR Coffee〉だった。「神戸で親しんだ味に似ていたから。いい豆を深く煎った時のキャラメルのような甘味が好きなんです」。大正時代の喫茶文化への憧れが生んだのが「浪漫ブレンド」。ロブスター種の豆の飾らない苦さが郷愁を誘う。「季節ブ

映画で辿る、東京ノスタルジー。
1983年、ドイツ人監督のヴィム・ヴェンダースは、ドキュメンタリー映画『東京画』を撮ろうと思い立つ。テーマは、敬愛する小津安二郎の映画のような風景が、東京にまだ残っているかを検証することだ。しかし、彼の目に映ったのは、小津のそれとは似ても似つかぬ、混沌とした東京の姿だった。本作を今観ると興味深いのは、そこにもまた失われた東京が記録されていることである。歴史を遡れば、初めて東京がフィルムに収められ

TOKYOメイドの日用品。
江戸の頃から東京は職人の街。今でも下町を中心に手仕事の技術を踏襲したモノ作りの伝統が生きている。使い勝手を考えたシンプルなデザインが東京生まれの日用品の特徴だ。審美眼に長けた選者2人による逸品図鑑。
『選んだ人』
日野明子 ●クラフトバイヤー
大谷優依 ●インテリアスタイリスト

旅行者未開の地。
大型商業施設が集結する博多駅周辺や天神など、観光に来たらマストな場所もいいが、地元人が推す穴場的なエリアにも行ってみない? 大通りから一本脇道へ。個性豊かな店との出会いが待つ注目のエリアを案内しよう。

【10〜30min.】街の隅々まで満喫せよ! 所要時間別、 大阪の過ごし方。
大阪人はケチだ、せっかちだなんて揶揄されがちだけど、ぼやぼやしていては時間がもったいない! という気持ちが強いのは確か。当然空き時間なんて概念は薄い。かといって、つまらないことに時間を費やすのも我慢できない(すべて在阪編集者調べ)。自ずと、ターミナル駅にある「ちょっと一杯」な店でも、オフィス街の喫茶店でも、立地に甘んじることなく、おもろく過ごしてもらいましょう、とクセは強めになる。これだけサービ

サステイナブル先進島、 マウイ島の豊かな風景。
ハレアカラ山中腹のクラにある〈オオ・ファーム〉。約3万㎡の広大な敷地で、さまざまな野菜やフルーツ、コーヒーなどを育てている。こちらの大きな特徴は、有機農法、なかでも不耕起栽培(No-till farming)にこだわっていること。土を耕さず、植物本来の力を信頼しながら肥沃な土壌を保つ農法で生み出されるとりどりの作物は驚くほどに味が濃い。採れたての作物をファーム内のキッチンで調理した朝・昼食の至福感