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ノーベル賞

ナチ侵攻で霧散した、 欲情渦巻く幻想都市。

 フランツ・カフカの手紙や日記から娼婦の館通いやエロティックな妄想の記述は編者マックス・ブロートによって削除されていた。作曲家レオシュ・ヤナーチェクは若き愛人カミラとの愛の行為のさなかに天上に召された(噂)。ノーベル賞受賞の詩人ヤロスラフ・サイフェルトは、通りすがりの裏通りの家の窓のカーテンがあき、そしてにっこりほほえむ少女が白いブラウスを脱ぎすて誘惑のポーズをとる、この青春の一コマを人生最高の思

ハゲとヘナ続編。

(前回)

ヘナのおかげか、最近、毛がしっかりしてきたとお伝えした。その後は? というと、ハゲてても頭皮をよ〜く見ると細かい産毛がいっぱい生えていて、ヘナ2回目ぐらいから、ハゲではあるが明らかに太さが変わって濃くなった。女性がよくやるヘアパック、ハゲには全く縁はないが、ヘナのパックだったら薄毛関係なく男性にもオススメしたい。産毛さえもなくなっている人でも、何ともいえない癒やし効果に、毛が生える以上

〈二代目つじ田 飯田橋店〉の 「濃厚味玉つけ麺」

ちょうど10年前、私が住んでいる飯田橋に〈つじ田〉が開店し、以来足繁く通っています。つけ麺部門では間違いなく“自分史上最多”です。ラーメンは「麺とスープのハーモニー」を、つけ麺は「麺自体を味わう」ものだと思っているので、あくまで麺が主で、スープは従。このスープは、濃厚なのにちゃんと立場をわきまえて、麺自体のおいしさを引き立ててくれます。また、見事なのは「すだち」が付くこと。つけ麺はスープが濃厚なほ

世界が熱視線を注ぐ日本の建築。その過去、現在、未来を体感する展覧会。

"建築家のノーベル賞"とも呼ばれるプリツカー賞。あまたの建築大国を抑えて、日本はその最多受賞国だ。丹下健三、安藤忠雄、SANAAの妹島和世と西沢立衛……、日本人建築家たちが世界的に高い評価を得るのは、日本に古くから根づいてきた自然観や美意識が、西洋文化との融合により独創的な表現として花開いたからではないだろうか。
 そんな日本の建築を、古代から現代に至るまでじっくり紐解く展覧会『建築の日本展:その

20年前からやってきた言葉の贈り物。|ジャン=マリ・ギュスターヴ・ル・クレジオ

 南北アメリカ大陸にアフリカ大陸、アジア、大小の島々……。文化の異なる世界各地を遍歴し、それを執筆の糧としてきたノーベル賞作家、ル・クレジオ。1995年発表の長編小説『隔離の島』の邦訳版刊行を機に来日、講演とサイン会を行った。邦訳版は500ページ近い大長編。「情熱を傾けて書いた作品が、日本の読者に出会う機会を得た。翻訳に注がれる膨大な量の熱意を思うと、今でも新鮮な喜びを感じます」。約20年前に紡が

北大の試験はね、ご先祖が答えを描いてくれたんです(笑)。|三浦雄一郎

 津軽半島の崖をよじ登ったり、砂浜でごろ寝したり。で、海へ潜って魚、アワビ、野菜は拾って食べたり。夏休み中、ほぼ1ヵ月。これ、高校3年間と、北大入って家へ帰ると3年間。6年間も夏は一人ぼっちで津軽半島(笑)。弘前高校は青森県で1、2番の進学校だったんですよね。で、東大はちょっとだめだけれど、北大ならなんとかなるんじゃないかっていう連中が20人受験に行って。じゃあ俺もと。北海道の方がスキーもできると