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アイルランド

注目の映像作家、Páraic Mc Gloughlin。

 膨大な数の風景写真を素材に、パラパラ漫画のような抽象アニメーションを作るアイルランドの映像作家Páraic Mc Gloughlinに注目しています。様々な場所にある共通の形状(例えば四角いドア)を一コマずつ繋げてアニメーションにする原理で、都市を再構築しながらめまいを起こしそうなトリップ映像を生み出します。風景を幾何学的なモチーフにしてアニメを作るアイデアは以前にもありそうですが、その執着力と

プリンスの心の深層にたどり着いたシニードの歌声。

 驚異的な多作家だったプリンスは、そのキャリアを通じ多くのアーティストに楽曲提供やプロデュースで関わり続けました。

 特にファルセットで歌われた初期作品は、女性アーティストにカバーされることも多数。シンディ・ローパーは『ダーティ・マインド』(1980年)から「ホエン・ユー・ワー・マイン」を、チャカ・カーンも『愛のペガサス』(1979年)に収録された「フィール・フォー・ユー」を。特にチャカ版は、メ

世界を読み替える、クトゥルー神話の魅力。

人類が登場するはるか以前、地球を支配していたのは異次元から到来した邪悪なる神々だった。異形の姿を持つ邪神たちは、地底や海底で眠りに就きながら、復活の時を虎視眈々と狙っている。「クトゥルー神話」とは、こうした壮大な世界観のもとに創作された複数の作家たちによるフィクションの総称だ。その起点となったのは、アメリカの怪奇小説家H・P・ラヴクラフトが1920年代から30年代にかけて執筆した作品。彼の死後、多

アイルランドと日本、島国に育った2人のアーティストが語る、海の話、歌の話。

6年前、海に消えたお母さんはアザラシの妖精・セルキーだった。アイルランドの神話を基に、幼い子供たちが母の残した歌を頼りに冒険へ繰り出すアニメーション『ソング・オブ・ザ・シー 海のうた』。本作で母・ブロナーの声を吹き替え、日本語版主題歌の訳詞と歌唱を手がけたEGO-WRAP
PIN’の中納良恵とトム・ムーア監督が「海とは?」「歌とは?」について語った。

中納良恵 作品を観て、まず絵に引き込まれま

クローネンバーグとベケットの刈り上げ。

 前回紹介したデイヴィッド・クローネンバーグの小説『CONSUMED』(どこか邦訳を是非に!)には、サルトル、ボーヴォワールから、フィリップ・K・ディック(の『聖なる侵入』)まで、実に多ジャンルから多くの人名がゾロゾロと登場しますが、たとえば、アイルランドの作家、サミュエル・ベケットなどの人名の登場は、あきらかにクローネンバーグの知的趣味、嗜好をそのままぶち込んだ印象があります。というのも、クロー

テーマ〈続々々・アメリカ〉

宮沢 「古き良きアメリカ」って言うけどさ、200年ちょっとだからね。中国のことを考えたら、ついこの間のことだよ。4000年だから、中国は。
やつい 紀元前からありますから。
宮沢 アメリカも、先住民の歴史だったらわかるけど。
やつい 昨年、台湾に行ったんですけど、台湾も少数民族がいっぱいいるんですよね。なんなら日本だってそうですし。
宮沢 琉球ね。地理的に見たら日本よりも台湾の方がはるかに近い。泳