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1950年代

Bires Demory Paris

 パリでは、大会社が大量生産するビールに飽き飽きし、職人の手によるより個性的で味わいのあるビールが人気となっている。
 実は、17世紀のパリは、ヨーロッパのビールの首都といわれたほど、ビールの醸造所が多かった。中でも〈ドゥモリ〉は、1827年創業の老舗中の老舗。1950年代に閉業したが、ビールをこよなく愛し、自分の醸造所を持つことが夢だった現オーナーにより2009年に復活した。〈ドゥモリ〉のビール

記憶の中の香気を辿って。

鼻孔をかすめた香りにより過去がふいに蘇る時がある。例えばカクテルとシガーが混じったジャズクラブの香り。“記憶”をテーマにした香水シリーズは〈メゾン マルタン マルジェラ〉から。新作のテーマは「1992年、マドリードの理髪店」の記憶。12,000円(メゾン マルタン マルジェラ/メゾン マルタン マルジェラトウキョウ☎03・5725・2414)

Scandia Senior|スカンディア シニア (1959)

細い帯状にカットした成形合板をなだらかに曲げて形作ったイージーチェア。体を預けると背もたれから座面全体がほどよくしなり、心地よくくつろげる。ノルウェーのデザイナー、ハンス・ブラットルゥが1950年代に発表したスカンディアシリーズの一つで、コストの問題により70年代に廃番となったが、2001年に復刻した際は、ネジ一本までオリジナルに忠実なデザインで再現された。

Ulm Stool|ウルムスツール (1954)

1950年代前半、スイス出身のマックス・ビルは、芸術学校バウハウスの理念の継承を目指すドイツのウルム造形大学の設立に関わり初代校長を務めた。このスツールは学生のために彼が同僚とデザインし、当初は自身の木工工房で製作。シンプルだが技がある適材適所のデザインは教育者としての思想を伝える。サイドテーブルや踏み台にもなり、逆さまにして本を載せて運ぶなど使い方も工夫次第だ。

小さなポケット付きTシャツ。

約5㎝四方の胸ポケットが付いた〈スティル バイ ハンド〉のTシャツ。従来のTシャツに比べてワンサイズゆとりのある身幅でパターンメイクされたリラックス感のあるシルエット。だらしなく見えないように、袖はすっきりとしたドロップショルダーになっている。6,000円(スティル バイ ハンド/スタイルデパートメント☎03・5784・5430)

カンヌで最高賞を受賞した監督は、どうやって女の欲望に迫ったのか?

青い髪の女エマに一目ぼれした高校生のアデル。2人のときめき、官能、そして絶望を、アブデラティフ・ケシシュ監督は『アデル、ブルーは熱い色』で鮮烈に映し出した。アデルとエマに扮したアデル・エグザルコプロス、レア・セドゥは、耳元で息遣いを感じるような生々しさで彼女たちの人生を再現。情熱的なセックスシーンの数々(その一シーンは、撮影に10日もの時間を費やしたとか)にも挑み、カンヌで審査委員長を務めたスティ