
ブルックリン


『NOAH NOODLE SHOP』店の名前に込められた、デザイナーの思いに心打たれる。

【商店街フレンチ】unepincée/willo'wisp
街に根ざした銀座、新宿といった商業エリアではなく、商店街の一角に溶け込む地元密着型のフレンチが相次いで登場。一つは都営大江戸線沿線、もう一つは京王新線の駅前。いずれも気取らずに訪れられる雰囲気で、くつろげるカウンター席がいい感じ。

【「販売所」という名のマルチロースターカフェ。】 COFFEE COMMISSARY
ロサンゼルス界隈に7つの店舗を持つこの店は、複数のロースターをフィーチャーすることで店舗によって取り扱う豆を替え、アメリカ中から厳選された豆を買うことができる。(写真のカルヴァー・シティ店では〈Tectonic Coffee〉がエスプレッソ系のメニューに起用)、バラエティある豆の取り揃えで、常連客にも楽しい。「ブルックリン発の〈UNITY COFFEE〉はクオリティの高さと豆のおいしさはもちろんで

松浦弥太郎とモーニングコーヒー。
朝7時になる少し前。まだぼんやりと薄暗い北向きの事務所に、コーヒーマシンの音が小さく響き始める。豆が挽かれ、お湯が沸き、やがてエスプレッソが落ちて、部屋中に香ばしい匂いが漂う。その間にスチーマーを使ってミルクをよく泡立て、出来たてのエスプレッソにたっぷりと注ぐ。松浦弥太郎の朝は、毎日こうやって始まる。
「朝型なんです。起きるのは5時くらい。それから7時前には事務所に来て、自分で作ったヤタロウズ・

【2月27日発売】ポール・オースターによる新作長編小説『サンセット・パーク』を翻訳家・柴田元幸が語る。
『鍵のかかった部屋』や『ムーン・パレス』などで知られ、1980年代以降のアメリカ現代文学を牽引する小説家、ポール・オースター。2010年に刊行された『サンセット・パーク』の邦訳版が、この2月、晴れて発売される。大不況に見舞われた2008年のアメリカを舞台に、ブルックリンの廃屋に暮らし、未来を模索する4人の若者の葛藤と再生を描いた物語だ。
注目すべきは、章ごとに視点が入れ替わる構成。「作者が60

ことば、を贈る。【継承】篠原有司男→大山エンリコイサム
70年近くにわたり、前衛芸術家を貫き続ける篠原有司男さん。ブルックリンに構えるスタジオを訪れたのは、多方面で活躍する現代美術家、大山エンリコイサムさんだ。年の差51歳。それぞれの時代でNYを駆け抜ける両アーティストが初対面。

気鋭のクリエイションに登場する、三者三様のマック・デマルコ。
昨年のフジロックでの来日もまだ記憶に新しい、カナダ出身のシンガーソングライター、マック・デマルコは、今年もなにかと話題に事欠かない。
まずは、自ら立ち上げたレーベルからこの春に出した4作目のアルバム『ヒア・カムズ・ザ・カウボーイ』が、ビルボードのアルバムチャートで初のベスト10入りを果たした。
一方、細野晴臣のファンを公言しているデマルコだが、今年の初め、細野の名曲「HONEY MOON

使い勝手のいい “2軒目”の正解。
ニュージーランドワイン×名古屋フード。
ソムリエのオーナーがチョイスするニュージーランドワインや愛知のクラフトビールなど、こだわりの銘酒を集めながらあくまでカジュアルに提供する。ワインは500円のグラスから1万円超のボトルまで幅広い。八丁味噌を使ったハヤシライスやピザなどフードにも遊び心がある。

描かれるのは、少年から大人への瑞々しい成長と心の機微。
日本では、ティーンエイジャーを描いた映画といえば、「壁ドン」や「顎クイ」といった言葉に象徴される「胸キュン恋愛映画」が主流だが、アメリカでは、そうした少年少女が、ある出来事や事件を通して、子供から大人へと成長するイニシエーション(通過儀礼)を描いたものが多い。日本ではまだ馴染みがないが、そうした映画をアメリカでは「カミング・オブ・エイジ・ムービー」と呼んでいる。『スタンド・バイ・ミー』や『あの頃