
ことば、を贈る。【継承】篠原有司男→大山エンリコイサム
70年近くにわたり、前衛芸術家を貫き続ける篠原有司男さん。ブルックリンに構えるスタジオを訪れたのは、多方面で活躍する現代美術家、大山エンリコイサムさんだ。年の差51歳。それぞれの時代でNYを駆け抜ける両アーティストが初対面。
70年近くにわたり、前衛芸術家を貫き続ける篠原有司男さん。ブルックリンに構えるスタジオを訪れたのは、多方面で活躍する現代美術家、大山エンリコイサムさんだ。年の差51歳。それぞれの時代でNYを駆け抜ける両アーティストが初対面。
昨年のフジロックでの来日もまだ記憶に新しい、カナダ出身のシンガーソングライター、マック・デマルコは、今年もなにかと話題に事欠かない。
まずは、自ら立ち上げたレーベルからこの春に出した4作目のアルバム『ヒア・カムズ・ザ・カウボーイ』が、ビルボードのアルバムチャートで初のベスト10入りを果たした。
一方、細野晴臣のファンを公言しているデマルコだが、今年の初め、細野の名曲「HONEY MOON
ニュージーランドワイン×名古屋フード。
ソムリエのオーナーがチョイスするニュージーランドワインや愛知のクラフトビールなど、こだわりの銘酒を集めながらあくまでカジュアルに提供する。ワインは500円のグラスから1万円超のボトルまで幅広い。八丁味噌を使ったハヤシライスやピザなどフードにも遊び心がある。
日本では、ティーンエイジャーを描いた映画といえば、「壁ドン」や「顎クイ」といった言葉に象徴される「胸キュン恋愛映画」が主流だが、アメリカでは、そうした少年少女が、ある出来事や事件を通して、子供から大人へと成長するイニシエーション(通過儀礼)を描いたものが多い。日本ではまだ馴染みがないが、そうした映画をアメリカでは「カミング・オブ・エイジ・ムービー」と呼んでいる。『スタンド・バイ・ミー』や『あの頃
「別れる男に、花の名を一つは教えておきなさい。花は毎年必ず咲きます」。川端康成の掌編「花」はこんな言葉で結ばれている。では、どんな花を男に教えたらいいのかというと、これはどんな花でもいいのである。なぜなら多くの男は花の名前一つ知らない“花音痴”なのだから。男は花とどう付き合うべきか? 映画には数々の男と花にまつわる名シーンが登場する。
『ブロークン・フラワーズ』の主人公は、匿名のピンクの封筒が送
ニューヨークのカフェで今、ほぼどこでも見つけられるのが、植物性ミルクのオプションだ。かつてはソイくらいしかなかった種類も、アーモンド、オーツなどバリエーション豊富に。このムーブメントは、遡ること10年ほど前から始まったが、かつてのヘルスコンシャスな人だけのものから、幅広く愛飲されるほどに市民権を獲得。一説にはここ5年で植物性ミルクの需要は61%も上がっているというリサーチ結果もあり、スーパーやデリ
NYのブルックリンを拠点に活動するナイマ・グリーン。2013年から彼女が撮りためている「Jewels from the Hinterland(奥地の宝石)」という写真シリーズは、アフリカン・アメリカン(アメリカに住む黒人の呼び方はいつも難しいです)の人々のポートレートです。そのうちの一枚が、薄ピンクの花が咲く木に佇む、肌の黒い男性を写した上の作品。誤解を恐れずに言いますが、“敢えて”感があります
蓮沼執太フィルハーモニック・オーケストラ(以下蓮沼フィル)が、4年ぶりの新作『ANTHROPOCENE』を発表。前作から約4年間経っているが、蓮沼自身はこの年始に『windandwindows』を発表したほか、さまざまなジャンルへ楽曲提供も行いつつ、音楽を中心とした個展『Compositions』を北京とNYで、東京では『 ~ ing』を開催。超多忙なこの一年を少し振り返ってもらった。
「これま
60年代までのニューヨーク市の開発を支えながら、近年ゴーストタウン化していた倉庫群〈インダストリー・シティ〉が今、一つの経済圏として急成長中だ。辺鄙な場所に企業を誘致することに成功した秘訣を探る。
スチームパンクな工場跡に、緑の人工芝が広がるウォーターフロント? コントラスト鮮やかなこの公園こそ、ブルックリンで今、話題沸騰の〈ドミノ・パーク〉だ。
ドミノという名前にピンとくる人もいるだろう。ここは創業1856年の砂糖メーカー、ドミノ・シュガーの工場だった場所。1870年にはここで精製する砂糖が全米消費量の半分を占めた、世界最大規模の砂糖工場だ。2004年に操業停止するも、その象徴性から0