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ブルックリン

花と映画と男と女。

「別れる男に、花の名を一つは教えておきなさい。花は毎年必ず咲きます」。川端康成の掌編「花」はこんな言葉で結ばれている。では、どんな花を男に教えたらいいのかというと、これはどんな花でもいいのである。なぜなら多くの男は花の名前一つ知らない“花音痴”なのだから。男は花とどう付き合うべきか? 映画には数々の男と花にまつわる名シーンが登場する。

『ブロークン・フラワーズ』の主人公は、匿名のピンクの封筒が送

植物性ミルクのオプションが定着するNY。牛乳の次はこれ。

ニューヨークのカフェで今、ほぼどこでも見つけられるのが、植物性ミルクのオプションだ。かつてはソイくらいしかなかった種類も、アーモンド、オーツなどバリエーション豊富に。このムーブメントは、遡ること10年ほど前から始まったが、かつてのヘルスコンシャスな人だけのものから、幅広く愛飲されるほどに市民権を獲得。一説にはここ5年で植物性ミルクの需要は61%も上がっているというリサーチ結果もあり、スーパーやデリ

Lipton, Prospect Park(2015)|ナイマ・グリーン

 NYのブルックリンを拠点に活動するナイマ・グリーン。2013年から彼女が撮りためている「Jewels from the Hinterland(奥地の宝石)」という写真シリーズは、アフリカン・アメリカン(アメリカに住む黒人の呼び方はいつも難しいです)の人々のポートレートです。そのうちの一枚が、薄ピンクの花が咲く木に佇む、肌の黒い男性を写した上の作品。誤解を恐れずに言いますが、“敢えて”感があります

世界中で個展を開催、さらに新作まで発表する蓮沼執太の多忙な一年。

 蓮沼執太フィルハーモニック・オーケストラ(以下蓮沼フィル)が、4年ぶりの新作『ANTHROPOCENE』を発表。前作から約4年間経っているが、蓮沼自身はこの年始に『windandwindows』を発表したほか、さまざまなジャンルへ楽曲提供も行いつつ、音楽を中心とした個展『Compositions』を北京とNYで、東京では『 ~ ing』を開催。超多忙なこの一年を少し振り返ってもらった。
「これま

DOMIO PARK

 スチームパンクな工場跡に、緑の人工芝が広がるウォーターフロント? コントラスト鮮やかなこの公園こそ、ブルックリンで今、話題沸騰の〈ドミノ・パーク〉だ。
 ドミノという名前にピンとくる人もいるだろう。ここは創業1856年の砂糖メーカー、ドミノ・シュガーの工場だった場所。1870年にはここで精製する砂糖が全米消費量の半分を占めた、世界最大規模の砂糖工場だ。2004年に操業停止するも、その象徴性から0

ブルーノ・マーズが愛されるのは彼のポップス愛にあり。

2010年代の音楽界、最大のポップスター、その名は、ブルーノ・マーズ。今年1月28日に開催された第60回グラミー賞においても主要部門3冠を含む最多6部門を受賞。正直に告白すれば、僕は今回主要部門のいずれかをケンドリック・ラマーが獲得するべきだと思っていました。それは彼が世に放ち続けたアルバム群が、合衆国を覆う「白人対黒人」の衝突を極めて現代的に見つめ直した傑作だったから。アデルやテイラー・スウィフ

店名・スポット名など

フリーランサーにとって自宅勤務は気楽な半面、気が散って集中できなかったり、孤独感を覚えるといったマイナス面も。すっかり定着したのが共有オフィス環境の「コワーキング・スペース」。貸しオフィスと違って空間がオープンで、コミュニティ意識を育む仕掛けもあるため発想も豊かになって能率も上がる。とはいえ駆け出しの若者にとって、NYのコワーキングは価格面でやはり高嶺の花!
 というわけで登場した〈スペイシャス〉

ストリートウェアはなるべくデザインしないこと。

強いメッセージ性を武器に、主に欧米での評価を獲得してきたRyohei Kawanishiのデザイナー、川西遼平さん。ただ、素材を重ねてミノ虫のごとく膨れた服は極めてコンセプチュアルで、誤解を恐れずに言えば“ゴミ”の塊にも見える。実際に着るのはちょっと難しいヨ……という人も多かったはず。
 才能を買われながらも、「ビジネスへの関心が薄かった」と言う彼が一念発起したのは、NYのパーソンズ美術大学院在学

“愛”の国、アイルランドで愛を探す、少年と少女の成長物語。

 1980年代のアイルランドは深刻な不況にあえぎ、西欧で最も貧しい国の一つといわれていた。一方、デュラン・デュランなど隣国イギリスから登場したミュージシャンたちは世界を席捲し、その影響は折しも普及しつつあったミュージックビデオを通じて、アイルランドの若者たちに感染していく。『シング・ストリート 未来へのうた』は、そんな80年代のアイルランド・ダブリンを舞台にした青春音楽映画だ。14歳の少年コナーは