
長崎


過去と現在を短歌で結びつける。

名店の味をお取り寄せ。

長月(九月)『海の幸』
南房総市で獲れる伊勢エビをブランド化した房州海老。全国に先駆けて8月に千葉で漁が始まり、全国1、2位を競う水揚げ高を誇る。餌が豊富な浅瀬の岩礁に生息するエビは、生では身が甘く、火を入れると風味が増す。地元ではバーベキューの人気が高い。●千葉県南房総市☎0470・28・5307(南房総市観光協会)

弥生(三月)『里山』
阿蘇の広大な草原を維持するために、1,000年以上続く営み。野焼きは枯れ草を焼却すると同時に、草原の森林化を防ぎ、牛馬が好むネザサなど新しい草の芽立ちを助けるという。人手不足や高齢化により存続が危ぶまれる中、最近ではボランティアによる支援が行われている。☎0967・32・3500(阿蘇グリーンストック)

【話題の本】平野紗季子と長濱ねるの散歩論。|『私は散歩とごはんが好き(犬かよ)。』
平野紗季子が散歩を通して出会った食や人、風景、街のシーンがチャーミングな語り口で綴られたエッセイ。2016〜20年に雑誌『Hanako』に掲載された同名連載をまとめたもの。マガジンハウス/1,600円。

【夫婦ナチュラルワイン】Qkurt/Quec'estbeau
食堂やラーメン屋も夫婦で切り盛りするのは昔っから。「予約なしで入れる気軽な店」を目指す清澄白河のビストロ。「時間を忘れて食事を楽しんで」とコースを供する飯田橋のイタリアン。おしどり夫婦が醸し出す柔らかな雰囲気が、ナチュラルワインによく似合う。

増尾則秀「一晩でいろんなクラブを歩いて回れるところ。」
完全に移住した人、東京と2拠点で暮らす人。ライフスタイルによって暮らし方は違いますが、あえて福岡に住むことを選んだ人にインタビュー。県外出身者だからこそわかる福岡のこと、私的な思いを聞いてみました。

〈プロヴァンス〉から受け継がれるもの。
福岡では洋食業界において“○○出身の店”という言葉を聞くことはほとんどない。その中で異色なのが〈ラ・ターブル・ド・プロヴァンス〉の存在だ。これまでに多くの弟子、活躍する料理人を輩出してきた理由を紐解く。
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福岡の街で今年20周年を迎えるフランス料理店〈ラ・ターブル・ド・プロヴァンス〉。金沢出身のオーナーシェフ・野村健二さんが奥様・ゆみさんの実家がある長崎に近いという理由で福岡で開いた店だ。

【素材重視の中華】慈華/みこころ 無添加チャイナ935
このところ中華料理の勢いがグングン加速する中、素材重視でおいしく、通い続けたい新店がお目見え。“無添加”に踏み切った神保町の実力派シェフと、素材ありきの姿勢に大きくシフトしたベテランシェフ。それぞれの強みを個性に、中華料理も新時代に突入へ。