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ヴィンテージの器と水仙。

パックリ開いた白い魚の口から、ニョッキリ生える黄色い「ダッチマスター」。どこかユーモラスでキュートなその姿は、「生け花」でも「フラワーアレンジメント」でもなく、「好きな花を選んで、好きな器に入れる。それでおしまい」と笑う岡尾さんらしさに溢れている。花器として使うには少し難しそうな、こんな個性的な器に花を飾っても、そこに“気負い”は一切ない。
「柄のある器に飾る方が好き。たまたまそこにあった、という

ヒエロニムス・ボス映像。

 ここ10年ほど、ヒエロニムス・ボスの怪物フィギュアを収集しています。ボスはルネサンス期に、画面中が異形の怪物で埋め尽くされる異端の宗教画を残した、謎多き芸術家。その奇怪で幻想的な作品は、後のクリエイターに影響を与え続けています。かくいう僕も、ボスフィギュアを並べた棚をボーッと眺めながら映像のアイデアを出しています。そんなボスの代表作「快楽の園」に動きをつけたBuckethead「Spokes f

この春の日本を彩る、美しく先鋭的な絵画たち。

 ダイナミックな筆致を宿すフランス人ペインター、ベルナール・フリズをご存じだろうか? 機械的な筆の動きを連想させるフリズの抽象画は、いずれもキャンバス上で起こる有機的な混乱を予見したうえで、綿密に練った描画プロセスを通じて生み出されるものである。ランダムに絵具を絞ったパレットからスタートする彼の制作行為は、現象に委ねるように展開されていく。

 そんな彼の個展『BERNARD FRIZE』が、3月