
霜月(十一月)『冬支度』
大晦日に“年とり魚”として塩引き鮭を食べる風習がある越後村上。塩引き鮭を製造販売する〈千年鮭きっかわ〉の重厚な町屋の梁に、1,000尾以上のサケが吊された光景は圧巻。11月中旬から12月にかけて、運が良ければ目の前で仕込みの様子を見られる。●新潟県村上市大町1−20☎0254・53・2213(千年鮭きっかわ)
大晦日に“年とり魚”として塩引き鮭を食べる風習がある越後村上。塩引き鮭を製造販売する〈千年鮭きっかわ〉の重厚な町屋の梁に、1,000尾以上のサケが吊された光景は圧巻。11月中旬から12月にかけて、運が良ければ目の前で仕込みの様子を見られる。●新潟県村上市大町1−20☎0254・53・2213(千年鮭きっかわ)
「展示しながら、保管する」、新しい美術館。
「里山の風景と、今では手に入らない総ケヤキ造りの古民家が気に入って、廃業間近の旅館を引き継ぎました」とオーナーの岩佐十良さん。雑誌の編集長でありながら、農業を学ぶために東京から新潟に移住して8年目のことだった。そもそも旅館がやりたかったわけでも、レストランを始めたかったわけでもなかったという。
新潟の中でも屈指の米どころ、南魚沼の豊かな自然の中に位置する〈里山十帖〉は、6500平米の敷地の中に1