キーワード

BRUTUSCOPE

アマ・ダブラム紀行。

いったいこんなところで何をしているのだろう。足を止めるとそんな事ばかり考えてしまう。標高6500m、全てが凍る極寒の世界。真っ暗な闇の中、僕は命さえ落としかねない垂直の氷壁に必死でしがみついていた。極端に薄くなった空気が肺を握り潰し、ほとんど呼吸が出来ない。上を見上げると氷の壁はどこまでも続き、その先は暗闇に消えている。それでも、その向こう側に必ずある頂を目指し、ヘッドライトの光を頼りに弱々しい足

いま、失われゆく昭和の店に、惹かれるのはなぜだろう。

昭和から平成へと生き続けてきた飲食店の、閉店の報が相次ぐ一方で、そうした店に惹かれる20代、30代が増えている。世代は違えど、いま行かなければ、書かなければという思いに駆られ本を上梓した2人、井川直子さんと難波里奈さんが、3月に閉店が決まった洋菓子の老舗〈アルプス駒込本店〉を舞台に対談。ほっとする、和む、懐かしいでは終わらない、昭和の店の魅力について語り合った。

最果タヒの言葉の森の中、詩が生まれる瞬間を目撃する。

横浜美術館では初となる、詩人による展覧会『氷になる直前の、氷点下の水は、蝶になる直前の、さなぎの中は、詩になる直前の、横浜美術館は。  最果タヒ 詩の展示』が3月24日まで開催されている。館内の3ヵ所を使って展示されるのは、展示のために書き下ろされた詩と、『死んでしまう系のぼくらに』に連なる詩集3部作などから選び取られた最果タヒの言葉だ。

「詩の言葉を流動的にすることで、読む人が能動的に言葉を選

お馴染みのロゴマークも、まさかのコラージュ!

アディダス オリジナルスと田名網敬一とのコラボレーションプロジェクトが動きだしたのは、およそ1年前。特に制約もなく、自由に楽しく作らせてもらえたと田名網は振り返る。
「驚いたのは、月桂樹の冠をモチーフにした、トレフォイルロゴにも手を加えていいという提案が最初にあったこと。ブランドとのコラボでは、大切なロゴにはデザイン上触れてはいけないことがほとんどですから」
 
そこで田名網は、自らの作品で描くオ

アートが見せるスポーツブランドの新たな一面。

アディダス オリジナルスが新たなアーティストコラボレーションプロジェクトの一環として、特別展『Tanaami×adidas Originals』を開催。現代アーティスト、田名網敬一とのコラボレートによって「ADICOLOR×TANAAMI」コレクションが誕生した。これまでもステューシーやマーク ジェイコブス、ルイ・ヴィトンなど、名だたるファッションブランドと作品作りを行ってきた田名網。今回のコラボ

写真とイラスト、2つの手法で”重なり”を切り取る。

雑誌や広告を中心に活躍する写真家の山本あゆみとイラストレーターの竹田嘉文が、2月23日より、東京・目黒の〈CLASKA Gallery & Shop “DO”〉で2人展『overlaid』を開催する。2人が掲げたテーマは“重なり”。多様な要素が偶然に折り重なって生まれたシーンを、イラストと写真という異なる手法、視点から表現する。
 
もともと仕事の場で会うことも多かったという2人。

「竹田さんと

あらゆる「分断」から、人々を解き放つための場として。

森美術館が日本の現代アートシーンを総覧する定点観測的な展覧会シリーズとして、2004年より開催してきた『六本木クロッシング』。6回目となる今回は「つないでみる」をテーマに掲げる。
 
インターネット中心の社会がもたらすディスコミュニケーションや差別など、様々な問題が顕在化する今日。価値観の多様性が認められるようになった一方で、SNSなどの存在が、意見や認識の同調を助長していることも事実だ。本展では

待望かつ驚きのコラボレーション、浅井健一と奈良美智の絵本『ベイビーレボリューション』が発売。

浅井健一率いるSHERBETSが2005年に発表したアルバム『Natural』の収録曲「Baby Revolution」が、このたび奈良美智とのコラボレーションにより絵本になった。平和への願いが込められた「30億のベイビー」という浅井の詩が、奈良の絵と出会った背景、そして浅井が言葉で描き出す世界観について、浅井本人に話を聞いた