
女はいくつになっても女ですし、それなりの面白さがある。| 吉行和子
アングラに移って後悔はしませんでした。どんな役でもおじけづかないで立ち向かっていく力がついたのは、早稲田小劇場で鈴木忠志さんに怒られながら受けた洗礼のおかげです。それから随分経って金八先生をやって。脚本をお書きになった小山内美江子さんから手紙をいただいてね。「民藝で真面目にやっていたあなたが、いま見るとめちゃくちゃだ」「もう一度、初心に戻ってくれませんか?」と。民藝の殻を破りたくて、あばずれの役
アングラに移って後悔はしませんでした。どんな役でもおじけづかないで立ち向かっていく力がついたのは、早稲田小劇場で鈴木忠志さんに怒られながら受けた洗礼のおかげです。それから随分経って金八先生をやって。脚本をお書きになった小山内美江子さんから手紙をいただいてね。「民藝で真面目にやっていたあなたが、いま見るとめちゃくちゃだ」「もう一度、初心に戻ってくれませんか?」と。民藝の殻を破りたくて、あばずれの役
生まれは東京の市ヶ谷です。父は岡山出身の長男でしたが、どうしようもない不良でして。それで土木建築の大将だった祖父は、市ヶ谷に100坪の土地を与えて縁を切ったんですね(笑)。戦前から母がそこに美容院を建てて美容師をやっていましたが、戦争で焼けてしまい、そこに掘っ建て小屋を建てて、また暮らし始めました。半分は住居、残りの半分を美容室にして、母が働きながら11歳年上の兄、私、4歳下の妹を育ててくれまし
最近なら『半沢直樹』、かつての『おしん』だってそう。海外に負けず劣らず日本のドラマだって、時代ごと語り継がれる作品を残してきた。海外ドラマにはない、その奥深い魅力を、日本の名作を愛する2人が語りました!