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一脚

藤森照信

都内港区のマンションの一室に、藤森ワールドが全開している。床・壁・天井はすべて同じ仕上げで、全面にクリの板が張られている。その中に、過剰なまでにつくりこんだ家具。どこか生き物のようなそれらの家具は、まるで楽しげに集い語らっているかのようにも見える。
 これまで屋根に木を植えたり、外壁を草でこんもり覆ったり、高すぎる柱の上に茶室をつくったり、独自の建築表現で世のほほえみを誘ってきた藤森照信さん。実は

Twenty Two|Jaime Hayónハイメ・アジョン

チェコッティがスペイン出身のハイメ・アジョンにデザインを依頼、双方の持ち味が存分に生かされたアームチェアとして結実。一脚が22個の木のパーツから組み立てられていることにちなんだ作品名から、チェコッティの高い木工技術へのリスペクトが感じられる。特筆すべきは座の奥行きの深さで、ハイメ独特のプロポーションが表現されているだけでなく、ゆったりとした座り心地が体感できる。

Rope Chair|ヒモ椅子 (1951)

昨年、101歳で亡くなった渡辺力による記念碑的一脚。資材の乏しかった戦後、最小限の材料で快適な座り心地を目指した椅子だった。国産ナラ材の輸出用インチ材と安価な荷造り用木綿紐(渡辺力了解のもと、現在はクレモナロープに変更)によりクッション性を実現。どこの家庭にもあった座布団を背もたれや座面に置くと安楽性が高まる。プロポーションも美しく、低い座面は畳の生活にも合う。

Chieftain Chair|チーフテンチェア (1949)

デンマークの超絶的な木工技術の結晶であり、木の椅子の一つの究極。大胆なフォルムの背もたれ、アーム、座面が宙に浮かんだように見えるのが特徴。発表時は規律正しい北欧家具の世界で賛否両論を巻き起こした。抽象彫刻にも触発されたユールの造形感覚は、当時の名匠、ニールス・ヴォッダーの技術力によって日の目を見たという。長年にわたり幻の一脚だったが、現在は復刻されている。

OW149 Colonial Chair|OW149 コロニアルチェア (1949)

オーレ・ヴァンシャーの世界的な知名度はあまり高くないが、コーア・クリントに師事した後に多くの建築や家具を手がけ、デンマーク王立芸術アカデミーの家具科の教授も継いだ。木の椅子のデザインへの理解と、古びることのない美意識は、この一脚からも十分に伝わる。特に後脚から伸びて座面の横へと流れるパーツの曲線には、機能美をはるかに超えた深みが。チェリー材の色合いもよく合う。

China Chair|チャイナチェア (1944)

ハンス・J・ウェグナーは1914年デンマーク生まれ。木工職人のバックグラウンドを生かし、木の椅子の名作を数多くデザインした。この椅子は彼の原点といえる一脚で、圏椅と呼ばれる中国の伝統的な椅子のリデザイン。背もたれ上部の笠木とアームを兼ねた馬蹄形のパーツは、後のウェグナーの椅子に多く見られる。成形やジョイントに職人の手仕事が欠かせない、北欧流の贅を極めた椅子だ。

毎日の植物の水やりに。

鉢植えのグラフィックが目を引く、米国の〈デルタスプレー〉のガーデニング用スプレー。全3サイズが揃う通常タイプのトリガー式のほか、一定時間の連続噴射ができるポンプ式も揃う。本体素材は軽量なリサイクル樹脂製。《ポンプ式ガーデニングスプレー》2,900円、《ガーデニングスプレー》1,000〜1,800円(イデアポート☎03・5731・7593)