
怖さが潜む、ゾッとするフレーズ。
思春期の百閒が動物をいじめる随筆の最後がこれ。死の瞬間に色が変わったというんだけど、ここで物質レベルの話が「死」という状態の話に切り替わっている。直前の鮒や蟹のところでは白やら青やら出てくるのに、この部分だけパートモノクロになって、何色に変わったのかが書かれない。この欠落がたまらなく怖いんだけど、これは文章だからこそできる技で、短いなかに取り返しのつかなさやある種の絶望感さえ漂っています。すごく視
思春期の百閒が動物をいじめる随筆の最後がこれ。死の瞬間に色が変わったというんだけど、ここで物質レベルの話が「死」という状態の話に切り替わっている。直前の鮒や蟹のところでは白やら青やら出てくるのに、この部分だけパートモノクロになって、何色に変わったのかが書かれない。この欠落がたまらなく怖いんだけど、これは文章だからこそできる技で、短いなかに取り返しのつかなさやある種の絶望感さえ漂っています。すごく視
春のミズバショウ、夏のニッコウキスゲ、秋の草紅葉。尾瀬はどの季節に訪れても、四季というものの美しさを教えてくれます。尾瀬ヶ原の中央に位置する龍宮小屋は、燧ヶ岳と至仏山、尾瀬のシンボルである二山を見られる眺望抜群の立地。至仏山に沈む夕日、燧ヶ岳から昇る朝日。山の最も美しい瞬間をじっくり撮影できる、写真好きのための山小屋です。