
四谷


【7月29日発売】命懸けで無駄に取り組むと、笑いになる。 鈴木慶一|『駄々録~Dadalogue』
今年、音楽家デビュー50周年を迎える鈴木慶一。近年、海外でも注目されているはちみつぱいやムーンライダーズ、個人名義では映画『アウトレイジ』をはじめ、北野武監督作の劇伴も手がけている。たじろいでしまいそうなキャリアだが、お会いすれば気さくで、よく笑う。後輩ミュージシャンたちから「慶一さん」と慕われるのもよくわかる。そんな経緯からか、KERAと結成したNo Lie-Senseは、定期的なペースで作品

タコス
自家製タコスを日本に広めたパイオニア。
・メキシコ在住歴を持つオーナーが、現地スタイルを踏襲して作ったタコス専門店の先駆け。
・トルティーヤには自社輸入のメキシコ産コーン粉を使用。これを店内でハンドメイドする。
・テキーラ&メスカルは100種以上完備。現地蒸留所から直輸入した日本未流通の銘柄も。
タコスは全6種。ポーク400円。タコス400円〜。2種を選べるセット900円。テキーラハイボール7

緑すぎる大仏様に 散在する男根と巨大木魚。 見どころ満載の知られざる珍スポット。
名古屋市内に鮮やかな緑の大仏様が存在することはご存じだろうか? 本尊10m、台座高さ5m、全高15mの大仏様は、どこかエキゾティックな雰囲気の曹洞宗の寺院・桃巖寺に佇んでいる。名古屋大仏が造られた1987年はこのような色ではなかったが、2006年に改修工事をして全身真緑色となり、目、唇、耳等には金箔が施されている。織田信長の父・信秀の菩提寺であるこの寺は、ほかにも見どころが多くある。片手で触れるだ

女の偉大さ、そしていま写真集を世に出すことについて。

【冷えた弁当の後は、ギャコックで】鍋にあふれる無限のチベット。
先日4本目の長編映画を撮り終えた。私は出自が演劇なので、映画と演劇の違いについてよく聞かれる。もちろん表現の違いは数限りなくあるが、映画と演劇には、飯の食い方が違うというのが大いにある。演劇は、だいたい昼過ぎに始まり、夜帰れる。なので朝昼晩、おのおの勝手に飯を食う。しかし、映画は、朝早いし、そうそう夜は帰れない。なので、皆で3食弁当を食う。これがきつい。しかも低予算の現場である。おかずの乏しい冷え

【ネワールとタカリ、2民族の味覚の地図。】松尾と社長、ときどきママ
前回はチベット、今回はネパール料理を食す。
チベットとネパールは、隣り同士の国である。なのに、こんなに違うのか! と、驚いた。今までヨーロッパに何カ国か行ったが、たとえばフランス人とスイス人の見分けなどまったくと言っていいほどつかない。しかし、チベットとネパールは、つく。激しくつく。チベット人はきわめて日本人っぽい風貌であったが、今回店で初めて会うネパール人は、かなりインドよりな見てくれである。

てのしま/荒木町 きんつぎ
片や日本各地の郷土料理をわかりやすく再構築する和食。片や予算1万円で食べて飲めるご飯と日本酒好きのための和食。スタイルは違えど、いずれも素材にこだわり、手間暇かけた料理と「麺と飯」で決め打ちする。糖質オンで気持ちも上がる、注目店が登場です。

【ギリギリではある。しかし、つながっている】甲州街道に現れた本場のウイグル料理。
新宿に稽古場がある。なのでよく甲州街道を通って新宿に行く。その途中、初台の辺りでいつも気になる派手な赤色の、主張の激しい看板があった。「シルクロード・タリム 本場のウイグル料理」とある。気になっていた。社長に報告すると、「あ、タリムは日本に3軒あるウイグル料理屋の一軒です」と、涼しい顔で実食済みである。悔しい。いつも社長は実食済みなのである。「新疆ウイグル自治区は、以前は東トルキスタンという国で

【ミャンマー、社長、四谷のママ】松尾スズキの“胃”に“ミャンマー”が入った!
税金が高い。高すぎる。しかし、それを押しても日本はいい国だ。日本にいながら世界中の料理が食えるのだ。旅の醍醐味は食にある。私はそう思う。中国に行ってノルウェー料理が食いたいという混乱した人間はそういない。空港に着いた瞬間から、うまい中華が食いたい、で、中華を食う、ああ、しみじみ中国に来たなあ、と、そうなるのが、旅である。ならば、逆に考えれば本場の中華を食ってさえいれば、日本にいようが少なくとも胃