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築地

代官山の若者の懐にも優しく、胃袋を満たす名店。

ファッショナブルなレストランやカフェが多いイメージの代官山で、創業50年を迎える“町の長老”的な定食店。店主の堀井肇さんが毎朝築地に足を運んで仕入れる魚の定食がとにかく評判。臭みがなく脂ののった「銀さけ切身」のほか、「さば塩焼」「さんま開き」「天然まぐろ刺し」などが1軍メンバー。昼は、3時間半の営業時間中に5回転もザラという人気店だ。

築地市場至近、極上の魚定食が待つ小体な店。

先代は鮮魚店を営んでいたが、昭和51(1976)年から料理を出す店に。現在は、2代目の早川一男さんが弟の清忠さんと共に切り盛りし、一男さんがお刺し身を、清忠さんが焼き魚を担当する。人気の照り焼きは、お父さんの代から継ぎ足しているタレに何度も漬けて、ふくよかで香ばしい焼き上がりに。ご飯やおみおつけが進む味わいだが、いずれもお代わり自由。ご安心を。

淡い連帯/喫茶店の守護神|平松洋子

 ほとんど毎日、住んでいる町のどこかの喫茶店に寄る。仕事の合間、休憩を兼ねて散歩に出るのが習慣なのだが、さて今日はどこに入ろうかと自分の気分を探りながら歩くのがまた楽しい。
「こんにちは」
「いらっしゃい」
 十年一日のごとく同じ挨拶だけれど、交わす一瞬の視線にぽっと灯りがともり、言外にお互いの元気を確かめ合う。でも、それ以上のことは何もない。マスターが淹れてくれる熱いコーヒーを相手に、ただぼんや

東出珈琲店|渡辺有子

 おいしいものがたくさんある金沢は、大好きな街の一つ。食材を探したり、地元の友達に会ったり、金沢にいる時は朝から楽しみたいので、近江町市場の角にある東出珈琲で朝ご飯を食べることが多いです。ジャムトーストとカフェオレの組み合わせがホッとするんですよね。市場といえば築地の喫茶店にもよく行くのですが、タバコとコーヒーでひと息ついているおじさんたちの、憩いの場にお邪魔する感じでちょっと緊張します。東出珈琲

『のど自慢』に出たら、鐘三つが鳴ったんですよ。|里見浩太朗

中学・高校時代も富士宮に住んでいて、中学からはテニスを、高校2年から音楽を始めました。西部劇洋画が入ってきた頃で、日本映画はというと時代劇です。チャンバラには興味がありました。小学校4年生の頃に、疎開先の村の小さな神社でお祭りがあって、お芝居をやっていたんです。森の石松の立ち回りを見て、「チャンバラってかっこいいな〜」って。家に帰ったら寝間着の着物の裾をキュッと固めて、腰に物差しを差して、刀を振

石塚元太良

 アラスカの海にカヤックで漕ぎ出し、数週間かけて撮影を行うなど、壮大なスケールで活動を行う石塚元太良さん。「お金とはうまく付き合えてません」と言うけれど、世界を飛び回って作品を発表するにはどうしたってお金がかかると思うわけで。
「言われてみれば確かに。年に2回はアラスカに長く滞在していますから、どうにかやりくりしているんでしょうね」と、まるで他人事。本当にお金に頓着しない人なのだろうか。
「子供っ

築地〈さかえや〉の「ステーキ丼」

 2016年11月に移転するはずだった築地場内市場。色々あって、今年2018年秋の移転が正式に決定。僕は、芸人のくせにプライベートでも仕事でも、築地に仕入れに行くことがある。仕入れ前に場内グルメに舌鼓を打ち、仕入れ後にもう一食、場外グルメを堪能するというのがお決まり。仕入れ前が朝飯、仕入れ後はまだ9時頃にもかかわらず昼飯感覚。だから、場外グルメはいつもガッツリ。築地〈さかえや〉の「ステーキ丼」はま