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浜松

名古屋という名の小宇宙。文・吉川トリコ

昔から言われていることだが、名古屋の子どもは名古屋の外に出ない。「名古屋の外に出る」という発想そのものがすこんと抜け落ちている。私の出身高校はそこそこの進学校だったのだが、大半は地元の大学に進学し、中には東京や関西の大学に進学する子もいないでもなかったけれど何年かするとそのほとんどが戻ってきた。就職試験の際、名古屋の企業は地元出身の人間を優遇すると聞いたこともある。
 
まわりを見渡せば、地元で進

ブレグジットにより変わりゆくロンドンのフォトドキュメンタリー。

2016年6月23日に行われた国民投票によって決まったイギリスのEU離脱、いわゆる“ブレグジット”は、いまだ行方がわからないまま英国内外に動揺をもたらし続けている。写真家・金玖美の写真集『EXIT』はEU拡大期の最中である2004年から2006年までと、EU離脱が決まった後の2016年、2017年に撮影した作品が収められている。

珈琲のあ|若木信吾

 浜松に住んでた学生の頃から〈珈琲のあ〉は気になる存在でした。でも当時は“喫茶店は大人のスポット”というイメージがあって入れなかった。通いだしたのは同じ町内で本屋を始めてからです。本屋の下の階にも好きな喫茶店があるんだけど、あまりに近くてスタッフにすぐ捕まってしまう(笑)。それで少し歩いて〈珈琲のあ〉に行くようになりました。喫茶店では一人の時間を勝手気ままに過ごすより、マスターが作り上げた空間での

403architecture[dajiba]

東京でメディア関係の仕事をしていたが、熱海の実家に戻って寺を継ごうと決めた若い夫婦。403architecture [dajiba]
なら「寺というコンテンツに興味を抱いていただき、一緒に持続可能な新しい形のお寺を作る」ことができると感じて申し込んだ。熱海では施主と同世代の人々が空き家を改修、ゲストハウスやコワーキングスペースにするなどの街づくり活動をしている。
「僕たちが浜松でやっていることと似

若木信吾

「僕がお金の話? それは若い写真家の夢を奪わないように気をつけないとな(笑)」と、苦笑いの若木信吾さん。何をご謙遜。映画製作や出版社設立、書店経営など、写真家として第一線で活躍する傍ら新しいプロジェクトを立ち上げてきた若木さんは、クリエイターの憧れの的だ。
 2010年、故郷の浜松に開店した〈BOOKS AND PRINTS〉は、書店と喫茶、イベントスペースが融合した空間。普通の書店ではお目にかか