キーワード

ロス

MATERIAL|新しい定番、未来のヴィンテージ。

ムーブメントが最新技術の導入で進化を続けているように、ケースもまた新素材の採用で新たな価値を生み出してきた。先鞭をつけたのは、ラドーだ。1962年に発表した「ダイヤスター」で時計界初のハードメタルをケースに用い、86年にはハイテクセラミックでブレスレットを造作した「インテグラ」を発表。優れた耐傷性という価値を腕時計に与えた。また80年代には、日本ではセイコーが、スイスではIWCがチタン製ケースを実

「心地よくても 眠らないで欲しい」

 ふたりで仲良く座ってください。ふかふかっとお尻が沈んでいったら、足を少し浮かしてください。この椅子はアッチの方へスライドしていきますので、足を地面につけていると、大変危険です。スライドしている最中は、死んだネズミとか、食いかけのヤキソバとか、名もない仏像とか、光る石ころとか、湿気ったホコリとか、固まったドアノブなどを見ることができるから、じゅうぶん楽しむことができると思います。途中休憩はありませ

「しびれる雨に 濡れながら踊りたい」

 きつね色の雨が降り、傘をさしたけれど濡れている。靴下、帽子、背中、そして心の中まで濡れている。しばらくは乾きそうにないだろう、でもそのうち乾くだろう。どちらにしたって、わたしの心は雨模様、あすこに見える強烈な光に誘われている。近づけば、意識がヤバめの方にいってしまうことはわかっているのだけれど、導かれてしまっているのだ。ああ、早く雨よやまないか、今宵もタンゴを踊る相手が見つからなそうだべ。

夢にまで見た、 憧れのサボテン王国。

きっかけは日本の浮世絵でした。150年以上前の暮らしを描いた版画に、なんと鉢植えのオプンティアが描かれていた。それ以来、盆栽や生花など、独自の植物鑑賞文化を築いてきた日本がどのようにサボテンを扱っているのか知りたいと思ったんです。そんな中、静岡の友人から、パイナップルのような大きさのアズテキウムや、温室いっぱいにロフォフォラの塊を持っているナーサリーが日本にあると聞いて。それで今年の3月に念願の日

サボテン屋の姿をした、総合カルチャーセンター〈カクタスストア〉。

ロサンゼルスの東、エコー・パークの一角に2015年に姿を現した〈カクタスストア〉。とかく大規模であることが良しとされるアメリカにおいて、7坪という敷地面積はマイクロショップと呼ぶのにふさわしいサイズ。

「狭いスペースでいかに量を見せるか、という機能もありますが、それぞれサボテンが生息する標高に敬意を払っての配置でもあるんです」と説明するのは創立者の一人、カルロス・モレラ。標高の高い場所に自生する

「夢の中で豚が飛んでたよ」

 流行なんて長くは続かないが、わたしはひととき、カツ丼が大好きだった。あまりにも好きで、夢の中に何度も出てきた。しかし、カツ丼を食べようとした瞬間、大きな豚が草むらから飛び出してきて、カツ丼を横取りし、食べてしまうのだった。毎度そんな感じで、カツ丼は食べれない。でもあるとき、豚がカツ丼を喰らう姿を眺めていたら、『こりゃ共食いじゃないか』とおののき、以来、わたしのカツ丼ブームは終わったのだ。