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クラシック音楽

クラシックの入り口は意外と近くに。

300年以上も前に作られた音楽が、時を超えて今なお数多くの音楽家によって演奏され、世界中のファンを魅了している。クラシック音楽ほど壮大で、ロマンのある音楽はきっとないのでしょう。音楽好きが最後に行き着く先、と言われても納得がいきます。それだけに、どこか手が出しづらい……、何から聴いたらいいのか分からない……、ちょっと身構えてしまいます。けど、実は、僕たちの生活のあちこちに、クラシック音楽の入り口が

クラシック音楽、いろんな入り方がありました。

大阪の心斎橋に、〈nadja〉というバーがあります。着物をビシッと着こなすママ、玲子さんがカウンターに立つ10坪ほどの店内には、アルテックの巨大なヴィンテージスピーカーが2台。ストーンズやピンク・フロイドなどのクラシックなロックと並んで爆音でかかるグレン・グールドのかっこよさが、私がもっとクラシック音楽を聴いてみたい、と思ったはじまりでした。

さて、クラシック音楽と聞くと、ハードルの高い印象かも

【BRUTUS.jpだけの居住空間学・音楽編】数万ものクラシックCDを所有し、リビングをオーディオ・ルームにした家

今回のBRUTUS.jpオリジナル記事は、“特異”な「居住空間学」を持つ音楽マニアに話を聞いてきました。大量のクラシック音楽のCDと、それを最高の音質で聴くためのオーディオ機器が生活空間を侵食していく……。BRUTUSの特集『クラシック音楽をはじめよう。』で、クラシック音楽を指揮者別に聴く楽しみ方について解説してくれた、タワーレコードの北村晋さんのご自宅を訪ねました。

【編集部のお土産】サー・アンドラーシュ・シフ ピアノ・リサイタル2020年 来日公演のパンフレット(サイン入り)をプレゼント

BRUTUS.jpの「会員」の皆さまを対象にしたプレゼント企画「編集部のお土産」。

当企画は月に2回刊行している『BRUTUS』本誌のテーマと連動。特集を担当した編集部員が選定した「お土産」をプレゼントします。今回は5月15日に発売された「クラシック音楽をはじめよう。」(916号)から。

本誌特集では、ピアニスト、アンドラーシュ・シフ卿のリサイタルを3月19日に鑑賞した作家の川上未映子さんとの

ヤンキー・スタジアムは、ガーシュウィンとともに。

 1979年製作のウディ・アレンの傑作、『マンハッタン』の冒頭には、ガーシュウィンの「ラプソディ・イン・ブルー」が大音量で流れる。これは映画館でもう一度観たい。

 モノクロームで綴られるこの映画、オープニングではニューヨークの名所やささやかな日常が描かれるのだが、なんといっても、ヤンキー・スタジアムの上空からの夜景が圧倒的に素晴らしい。このあと、何度かこの球場を訪れることになるが、いまもって私に

映画でクラシック音楽がかかるとグッときます。

無声映画の時代から映画音楽として使われてきたクラシック。壮大な演奏で場面を盛り上げるだけでなく、時に人物の感情表現の役割をも担ってきた。心に強く残る名シーン、いや名作にはクラシックが欠かせないのだ。そんなクラシックが巧妙に使われている映画を、自作でたびたびクラシックを使う園子温監督に紹介してもらった。

 僕が自作にクラ

バッハから現代までの流れが、ザックリわかる相関図。

 今年のアカデミー賞作曲賞を受賞したのは『JOKER』のサントラを手がけた、作曲家でチェリストのグドナドッティルだった。彼女はアイスランドのエレクトロニカバンドmúmのメンバー。アイスランドといえば、ヨハンソン、シグルズソン、フラームが電子音楽制作で養った独自の世界観を切り開いた。近年クラシック界ともシンクロするアルナルズなども、活躍の場を拡大している。その音楽性を辿ると、ショパンやバッハら西洋の

どうしてみんなグレン・グールド好き?

「グールドって難しくて、迂闊に好きって言っちゃうと余計なものがいろいろ付いてくるんですよ、スノッブとかオシャレとかね」

 グールドは好きですかという直球の質問に、原摩利彦はおかしそうに、でもちょっと困ったような顔で答えた。たしかにグールドという記号はある時期イケメン男子のアクセサリーのようだったし、一般名詞化した「グールド好き」は原のような音楽家ならなおのこと、口にしづらいに違いない。それでも原

“世界のトップランナー”と“音楽の都の保守本流”。

 1882年創立のベルリン・フィルは、ソロでも活躍できるレベルの音楽家がメンバー、コンサートマスター、指揮者まで、既存楽員の投票によって決められるという民主主義、実力主義の組織。その基盤を固めたのは歴代の首席指揮者たちだ。「帝王」と呼ばれたヘルベルト・フォン・カラヤンは、冷戦時代にベルリン・フィルを西ドイツの富の象徴に押し上げ、最先端技術による録音を推進して世界的名声を築いた。続くイタリア人のクラ