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神泉

世界はグラフィカルだ!

クレヨンを手に入れた子供が太陽と山と木と花を描くような愛着や、「大自然の姿は共感を得やすいよねー」という策士の目でもって、日本人は自然に親しみ、四季の景色を描いてきた。では明治維新後、新たな日本絵画を創設しようともがき続けた画家たちは、自然をどう描いたのだろう。菱田春草や速水御舟や福田平八郎は、徹底した写生や西洋の遠近法を取り入れた三次元的描写を経て、琳派の色彩や意匠を研究。平面的で装飾的な画面を

歴史画の起死回生。

「日本画」という言葉や概念は、哲学者アーネスト・フェノロサが、明治15(1882)年に使ったのが始まり。西洋礼賛一辺倒だった明治11(1878)年に来日したフェノロサは、教え子の岡倉天心とともに日本美術の再興に努める。やがて伝統的な日本美術を教える〈東京美術学校〉も開設。校長となった天心は、「伝統を学ぶ。写生をする。意味を表現する」の3つが新しい日本画と説いた。そんな中、中国と日本の史話や神話を題

レストラン 喫茶フレンズ|平野紗季子

 1時に起きてランチ難民になってしまった昼下がりの空腹を救ってくれるのが、通し営業の〈フレンズ〉。ナポリタンが最高です。なんせ伸び切った麺が許せない“生まれた時からアルデンテ”世代な私ですが、ここのは正統な材料かつ激アルデンテなのです。適度に古びた店内は、名喫茶然とした様子もなく、なんでもない雰囲気。このなんでもない感じの正しい倦怠感がとても心地いいんです。

池尻 浅野/酒井商会

池尻 浅野

●池尻大橋

自家製の“つまみになる調味料”で飲ませる。

 コースの1品目、アラカルトでもオーダーできる前菜お任せ四品盛りは、例えば今ならモズクの酢の物に、旬の丸ナスのムース仕立て、鴨の脂と黒コショウを効かせたトウモロコシのすりながしなどが並ぶ。店主の浅野雅さんは和食一筋で歩んできたが、3年勤めた神泉〈ぽつらぽつら〉で洋の味を取り入れたつまみやワインに開眼。自らの店でもそのスタイル

アルルの食堂 urura

料理研究家・植松良枝さん(写真中央)の自家菜園でとれたパクチーの収穫祭。彼女のレシピを、人気ビストロ〈urura〉で、ソムリエ・佐野敏高さん(写真左)のセレクトしたワインと楽しむイベントだ。「サムシング・グリーン」のドレスコードにのっとり、思い思いの緑を身に着けた、約50人が集まった。「シリーズ化したい」という思いから、次回は7月3日にミントをテーマに開催予定。