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菊池

島田雅彦

「人間は主として2種類に分けられます。効率的にお金を稼ぐ人と“新しいお金”を作ってしまう人。前者はビジネスマンと呼ばれ、後者はアーティストと呼ばれますが、私の父はお金を稼ぐのがへたで、自分もそうになるに決まっていると幼い頃から思ってきました。というわけで、貨幣経済とグレた付き合い方をすべくアーティストになったわけです」
 そう語るのは、小説家の島田雅彦さんだ。実際、2010年に刊行された著書『悪貨

メンズファッションデザイナーの歴史的・文化的文脈。

「ねえクリノ、日本のメンズファッションが突出して面白いのはなぜなんだい?」。これはイタリアの業界人の質問。「クリノさん、世界進出しようと思うのですがどう思われます?」。これは中堅クラスの日本人デザイナーからの問い。
 そして僕の回答は……。日本は階級社会ではないのでお洒落したいと思ったら何を着てもよい:英国調のスーツを着た男性が翌日は全身デザイナーブランド、週末にはヒップホップだったとしてもOK。

文化は、モノを捨てないことから生まれた。|立花 隆

「モノを残すというのは人間の本能なのです」。立花隆さんは、高校時代から本をほとんど捨てずに生きてきた。昨年刊行された『立花隆の書棚』(中央公論新社)では20万冊もの蔵書が紹介されていて、「書棚を見ると自分の『メイキング・オブ』が見えてくる」(『立花隆の書棚』
より引用)と綴っている。取材で訪れた自宅兼事務所である通称“ネコビル”と“三丁目書庫”は噂通り本がひしめき合い、特に3階建てで地下室もあるネ