
高知


『清ちゃん』●広島・広島|心尽くしのもてなしと餃子で元気をもらえる店。

長月(九月)『海の幸』
南房総市で獲れる伊勢エビをブランド化した房州海老。全国に先駆けて8月に千葉で漁が始まり、全国1、2位を競う水揚げ高を誇る。餌が豊富な浅瀬の岩礁に生息するエビは、生では身が甘く、火を入れると風味が増す。地元ではバーベキューの人気が高い。●千葉県南房総市☎0470・28・5307(南房総市観光協会)

皐月(五月)『山の幸』
四万十川に生息する体長8~9㎝の川エビは、立派なハサミを持つことからテナガエビとも呼ばれる。小枝を束ねた仕掛けを使う伝統的な柴漬け漁が、今なお続く。川エビの漁期は5月〜9月。殻ごと唐揚げや塩焼きにすれば、頭まで丸ごと食べられる。●高知県四万十市☎0880・35・4171(四万十市観光協会)

〈四国〉『高知・四万十・仁淀川』アユ釣り、カツオ、川遊び、サーフィン……。 一級の清流と大海を求めて、土佐へ。

mille / Lagueuledebois
フランス修業経験のあるシェフの料理はレストランレベルで、価格設定はデイリーユース。カフェやワイン酒場から広がりを見せたナチュラルワインシーンで、ビストロノミーが勢力拡大中。使い方は自由、食べて飲んで1万円でお釣りが来る良心の店が東京の西と東に。

シンプルな表現の裏側にある ユニークな調理アプローチ。
北海道江別市で『ミシュランガイド北海道』の1ツ星を獲得した〈リストランテ薫〉が、その翌年の2018年に東京・広尾に進出。国内外のフーディーたちは騒然、すぐに予約至難の店になった。「シンプルな見た目の料理に、途方もない手間暇がかけられている。下処理も味の含ませ方も独自のアプローチで、未体験のおいしさがある」と、浜田さんも絶賛する。魚を寝かせるときは、袋に入れ塩水に浮かせて身が傷まないように。旨味の強

国民的絵画、降臨。
浮世とは当世のこと。今、この世で味わえる娯楽と享楽を描いた浮世絵は、自由で粋な元禄の空気を映す国民的エンターテインメントだ。原点は風俗画。初期は菱川師宣らの肉筆画や墨一色の摺り物がメインだったが、多色摺り木版の技術革新によって一気に大衆化。歌舞伎スターの役者絵や美人画は装いの流行発信源になり、歌川国芳が描く幕府批判の風刺画は庶民の喝采を浴びた。浮世絵が、上質なポップミュージックのように愛されている

技術・観測・理論が織り成す地球ドラマ│選者 藤岡換太郎(海洋地質学者)
1912年に気象学者ウェゲナーが提唱した「大陸移動説」をはじめ、61年に海洋の精密な観測から生まれた「海洋底拡大説」、67年に地震の研究に端を発した「プレートテクトニクス」など、地球科学の理論の変遷をわかりやすく解説した一冊。岩波新書/品切れ。

[ 四国 ]温暖な気候が柑橘やオリーブを育む。
地域ごとに、気候風土が異なる日本列島。津々浦々を探してみると、その土地の風土に合わせ進化した、特徴あふれる調味料が選びきれないほど見つかります。土地と食材の魅力を知り尽くした料理人たちに、お薦めの3品を教えてもらいました。使い方のワンポイントアドバイスを参考にしながら、調味料で日本一周してみては?