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岐阜

尊敬できる、 キッチン道具。

日々使うものだからこそ、キッチン道具には、機能性、使い勝手、形、素材など、使う人のこだわりが表れる。デザイナー・熊野亘さん、料理人・原川慎一郎さん、陶芸家・内田鋼一さんの異なるフィールドで活躍するプロフェッショナルが敬愛する道具は一体どんなものなのか? 日頃使っているツールを持ち寄って、語り合ってもらった。


3人が集まったのは、原川慎一郎さんが運営するレストラン〈ザ・ブラインド・ドンキー〉の厨

名古屋という名の小宇宙。文・吉川トリコ

昔から言われていることだが、名古屋の子どもは名古屋の外に出ない。「名古屋の外に出る」という発想そのものがすこんと抜け落ちている。私の出身高校はそこそこの進学校だったのだが、大半は地元の大学に進学し、中には東京や関西の大学に進学する子もいないでもなかったけれど何年かするとそのほとんどが戻ってきた。就職試験の際、名古屋の企業は地元出身の人間を優遇すると聞いたこともある。
 
まわりを見渡せば、地元で進

YANGGAO

グラフィックデザイナーとして会社勤めをしていた際にタイ・バンコク支社へ転勤することになり、7年間タイ在住を経験した村松和昌さんと奥さんの佳世さん。帰国後1年足らずでこの店をオープンした。店の看板メニューのカレーは、タイ北部の郷土料理「ゲーンハンレーカレー」をベースにしている。甘さ、辛さ、酸味がすべて詰まったこのカレー。盛り付けをオリジナルにアレンジして、生まれたのが「ヤンガオカレー」だ。デザイナー

稲熊祐典 | 木工家具職人

栄から南へ車で20分。〈稲熊家具製作所〉は町工場がひしめく南区道全町にある。目の前を東海道本線が走り、新幹線が通過するたびに工房のガラス戸を勢いよく揺らす。
「騒々しいですけど、たまにドクターイエローも通るから楽しいんです」
 
ん? どこからかホラ貝のような音も響いてくる。これは一体……?
「隣が熱処理工場なんで、窯を開けるたびにこの音がするんです(笑)。ここも元はアクリル加工工場。それを自分で

答えは壁に描かれているよ。

どうしてそんなに名古屋へ行くのかと、この頃、よく訊かれるので、その理由について書こうと思う。
 
今年の3月31日、栄にある中日ビル(中部日本ビルディング)が老朽化対策と栄地区の再開発という理由で閉館した。2020年度までに解体を終え、2024年度完成予定の新しい中日ビルが建つ。閉館のニュースを聞いた時から、1階ロビーの天井に設置されたあの巨大なモザイク画は保存されるのだろうかと、ぼくは気がかりで