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極彩色の狂気が笑う サディスティック・シンドローム。|岩佐又兵衛

地獄絵から血みどろ絵まで、日本のサディスティックな絵画の中でも《山中常盤物語絵巻》はひときわS度が高い。惨殺シーンのぬめっとした血なまぐささに加え、画家が描きながら薄ら笑っているような、醒めたユーモアが感じられる。
 
岩佐又兵衛の壮絶人生は2歳の時に始まる。父である武将・荒木村重は信長への反逆を企て、自分は逃げたものの一族郎党皆殺し。妻子も六条河原で首を刎ねられた。唯一救出された又兵衛が、亡き母

中村聖哉┃欠かせないインスピレーションの源に。

数々のファッションブランドのディレクションなどを行い、1年の半分はパリやベルリンなど海外の都市で過ごしている中村さん。アートと親しくなったのは、ロンドンでの留学中だった。「アーティストの友人がたくさんいて、自然と触れるようになり、アンダーグラウンドなものを集めたりしていました」。ファッション業界で働きだす一方でギャラリーとの付き合いは深まり、数年前から気に入った作品を購入するように。東京・渋谷とベ

糸井重里が語る、我が青春のスナックとスナック芸。

30歳になる直前だったかな。とある雑誌の打ち合わせで、ふと「スナックでやるような芸を誰かまとめて本にしないかな」って僕が言ったんです。当時「スナック芸」なんて言葉はなかったけれど、飲みの席でやるお手軽な芸ってあるじゃない、タバコとマッチとグラスを使うような。要するにくだらない遊びです。「そういう本があればオレ絶対買うよ」って。そしたら編集者に「じゃあ、糸井さんが書いてください」。それでできた本が『

the POOL aoyama内に、東信率いる〈AMKK〉の花屋が期間限定で登場!

 人気のショップ〈the POOL aoyama〉の店内に、フラワーアーティスト東信さん率いる〈AMKK〉による実店舗のない架空の花屋が8月31日までの期間限定で登場! レセプションが行われました。
 店内の奥をカーテンで囲んだスペースが花屋で、中には、色彩や季節、原産国もさまざまな植物が常時100種類ほど並びます。内装を手がけたのは建築家の荒木信雄さん。「半透明のカーテンを間仕切りに使い、独立し

〈元祖やきかつ 桃タロー〉の「特上(鉄板)やきかつ定食」

 アラーキーこと荒木経惟さんと同郷の三ノ輪生まれで、駒形橋のたもとの自習塾に通っていた私にとって、浅草は昔から馴染みの町です。おいしいものはたくさんありますが、自他共に認める肉好き女子としてはこの「特上やきかつ」をいただく機会が圧倒的に多いです。熱々の鉄板にのって出てくるやきかつに、ソースをかけたときの“ジュワーッ”というシズル音もたまりません! かつは箸で切れるほど軟らかく、肉汁が閉じ込められて

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 旭川市街から車で30分ほどの水田地帯にポツンとある巨大な白い建物。一見、RC造の四角い箱。だが近づいてみると、うっすら現れる白い木肌。さらに建物の4辺には角がなく、円形フォルム。建て主が「家の前を通る車が必ず減速する」と語る象徴的な建物は、れっきとした木造住宅だ。
「この場所に角の尖った建物は違うかな、と思ったんです」と、設計した建築家の五十嵐淳さん。
 もともと建て主の妻の実家が所有する広大な

城山の家

 山小屋か工房のような家に住みたい。ワンルームでざっくりしていて、必要最小限のものしかないシンプルな家。家の中から土いじりできる庭が眺められて、その庭と一続きになる広めの土間もあればいいな。建て主の荒木岳志さんが住みたいと思っていたのはそんな「木の家」だった。学生時代、木工をやっていたから木にも馴染みがある。
 この家のいいところは何でも融通が利くところ。2階建てだけれど、2階の床は一部しか張って