キーワード

食育

Kinonedo|中里萌美

 〈きのね堂〉のお菓子がおいしいよ、と教えてくれたのはとある人気菓子店の店主。食べてみると油脂に頼らず、焼きのしっかりした、とても力強いクッキーだった。
 都内のマンションの一室で、〈きのね堂〉こと、中里萌美さんは一人黙々とお菓子を焼いている。食育が盛んな高校に通い、農業や自給自足に憧れたこともあったが、「自分が選んだ素材と向き合いながら、一人でお菓子を作るのが性に合っている」と、この形。
「何も

THE BATTERY

 南北に延びるマンハッタン島の南の沿岸に、10ヘクタールもの緑地がある。この20年ほどの年月の間に静かに行われた大規模なメイクオーバーの結果、ひそかに生まれ変わっていた〈ザ・バッテリー〉の緑地は、子供たちが農業について学ぶ食育の場でもある。
 1812年、米英戦争時に要塞として造られた〈キャッスル・クリントン〉は、その後、劇場、最初の移民センター、水族館と歴史とともに形を変え、今は自由の女神のチケ

Restlos Glucklich / Berlin

年間1,800万トンの食品がゴミとなるドイツ。コペンハーゲンで売れなくなった食材を使って料理をするレストランがあるのを知り、ベルリンでの実現に有志が集まり、2015年にクラウドファンディングでスタートしたのが、非営利団体〈レストロース・グリュックリッヒ(残さずに幸せ)〉だ。オーガニックスーパーや食品メーカーから売れなくなった食材や賞味期限切れの商品をもらい、料理する。運営は教育、イベント、レストラ

Sweetgreen

アメリカのサラダは近年、急激に進化した。グルメブームで食材の種類が豊かになったのも理由の一つだ。サラダ専門チェーン〈スイートグリーン〉でも、ロメインレタスやケール、ホウレン草やルッコラなどの葉野菜をはじめ、キヌアやワイルドライス、亜麻仁といった雑穀や種子、地元の根菜ほかバラエティ豊かな食材を揃えている。いずれもオーガニック、また地元農家が生産した野菜や肉、チーズを可能な限り使用。ドレッシングは15

音楽プロデューサーにして、元ライナー職人!? 松尾潔が語るライナーノーツとの付き合い方。

 楽曲のインターネット配信が普及し、音楽の聴き方が大きく変化すると共に、ミュージシャンに関する情報も手軽に入手することができるようになった。しかし、ネット上に星の数ほどある情報ではなく、アーティスト本人が公認したバイオグラフィやコメントを収録したライナーノーツは、CDにしか収録されていないケースが多い。制作上のデータや舞台裏などライナーでしか得ることができないことはいまだ多く、それが新しい発見や音

長尾智子×鈴木るみ子×岡尾美代子が明かす「私のヨーコ」。

 2010年に渡米。自ら編集するビジュアルジャーナル『ONTARIO』の刊行等、創作活動を謳歌する写真家・高橋ヨーコが11月、日本で写真展を開催する。そこで、彼女と縁の深い女3人に集まってもらった。人柄もおしゃれも写真も唯一無二、それぞれの「私のヨーコ」を語り合った。
鈴木るみこ ヨーコちゃんが渡米を決めた時、「このまま日本で仕事をしてるとすごい速さで時間が過ぎ去る。時間を止めたい」って言ってたの