
南仏


技巧派
浅草・観音裏ブームのきっかけとなった店。
・店主の山田武志さんは〈グレープガンボ〉など色々なスタイルのフレンチで経験を積んだ。
・料理の骨格はフレンチながら、エスニックなスパイスやハーブの取り入れ方に技アリ。
・地元・浅草の精肉店や人気製麺所〈開化楼〉から素材を仕入れる“ご当地”メニューも。
ウフマヨ300円。ワンオペの小体な店だから“マイクロビストロ”。店内には主の趣味が反映された小物多数。

パリのフローリスト。
いまのパリを代表するフローリストといえば、〈ドゥボーリュウ〉のピエール・バンシュロウをおいてほかにいない。モードの登竜門として知られる、南仏の『イエール国際モードフェスティバル』でのインスタレーションや、パリのファッションウィークのショー展示会場でのデコレーションなど、〈ドゥボーリュウ〉に花を頼むのはいまやステータスと言っていい。そんなピエールの花を誌面で紹介したいと相談したところ、墓地でのインス

オイルドコートとデニム|ゴーチェ・ボルサレロ
パリのライフスタイルマガジン『ホリデー』から派生したアパレルブランド、ホリデーボワロのスタイルディレクターとして活躍するゴーチェ・ボルサレロさん。パリ16区のボワロ通りにフラッグシップショップも構え、地下にはヴィンテージ好きの彼が注力した古着のアポイントメント制ショールームも併設している。また最近では、フランスの男の子たちにハイファッションとカジュアル、古着をミックスしたお洒落を提案すべく『レティ

松㐂(中野)
おいしいレストランとロースタリーのいい関係、実はじわじわ始まっています。店主と勉強熱心なスタッフ、そして面倒見のいいロースタリーが組んで完成する、食後の一杯までとことんおいしいレストランの方程式。相乗効果で、店を出た時の余韻と満足感は絶大!

[ 北海道 ]名産を生かした、独自の調味料が進化。
地域ごとに、気候風土が異なる日本列島。津々浦々を探してみると、その土地の風土に合わせ進化した、特徴あふれる調味料が選びきれないほど見つかります。土地と食材の魅力を知り尽くした料理人たちに、お薦めの3品を教えてもらいました。使い方のワンポイントアドバイスを参考にしながら、調味料で日本一周してみては?

棉麻屋手工織品
一本の亜麻糸から一針一針丁寧に編まれる天然素材のバッグ。オーナーの龍惠媚さんはアミ族の女性だ。子供の頃、砂浜に落ちた漁師網を編み合わせる遊びを父親に教わって以来、編み物の虜に。看護師として働く傍ら趣味で編み物を続け、2009年に念願の店を構えた。「ずっと病院の手術室で患者さんの傷口を縫い合わせていたから、もう鮮やかな色は必要ないの」と龍さん。麻や綿の自然色が彼女の作品の持ち味となった。一分の隙もな

noura/BISITO
浅草と神楽坂、風情ある東京の花街に相次いで20席以下のフレンチの良店がお目見え。ともに長年、地域に根ざして町を盛り上げてきたシェフの原点回帰な店で、フランスの郷土色が香る味作りも共通。ご近所ならもちろん、わざわざ出かけてでも味わう価値アリ!

香水は進化する。
自分で実際に嗅いでみるまで、いや嗅いでみてもわかりにくいような気がする、奥深き香水の世界。しかし香水にも体系があり、進化がある。香水の原料を作る世界五大香料会社の一つはここ日本にあった。1920年創業の高砂香料工業で、調香師を務めていた鈴木隆さんに香水の歴史とトレンドを聞いた。

調香師、エドモン・ルドニツカ
ここでは名作と呼ばれる香水を生み出した歴史的な人物を紹介する。ディオールの《ディオリッシモ》《オー ソバージュ》、エルメスの《オー ド エルメス》を残した、20世紀最高の調香師の一人、エドモン・ルドニツカ。その生涯と彼の残した庭園についての物語。