
青森


望月昭秀 × 井浦 新|幕末・明治の知られざる放浪の絵師の魅力を、縄文好きの2人が語り合う。

〈東北〉『十和田・奥入瀬・弘前』青森の豊かな自然が作り出す、 神秘的なミクロの世界とアートの地へ。

国産も増えて、注目度アップのリンゴの泡。
カルバドスで知られるペイ・ドージュ地区の自社農園でリンゴを有機栽培。ノルマンディーらしい素朴な味わいで、干し草的な風味が特徴。ブリーなどクセのあるチーズとの親和性が高い。やや甘口。750㎖5,940円。

作家を目指したのは、「太平の逸民」に憧れたから。
引き揚げで日本に帰還し、小樽と青森に移って、そして東京へ。居場所がなかったんです。小樽には父の実家がありましたが、父はハルビンの強制労働から病気で帰ってきて、すぐに亡くなりました。僕は満州で故郷を失い、父を失い、すべてを失った。息子を失った祖母は、嫁と孫が帰ってきても喜ばない。そして今度は、特攻隊の生き残りである兄が戦争から帰ってきて、小樽の家を質に入れて、ニシン漁に投資して失敗。家まで失いまし

ラーメンの汁が好き。
ラーメン、うどん、蕎麦など、好物は汁物の麺類です。なかでもラーメンの汁が大好物で、どうしても飲み干さざるを得ない。塩分が、などと人に言われることもありますが、止め時が難しいです。もし止め時というのがあればアドバイスをいただきたいのと、みなさんイチオシのラーメン屋を教えてください!(レコード店勤務/38歳/男)

釈迦から妖怪まで。
怖い妖しい美しい。異界の住人には、ただならぬ引力がある。釈迦や妖怪という、たぶん見たことのないものを描く際に、画家は先達の絵巻や仏画を参照し、想像力フル稼働で勝負した。だからアクも強いし圧も強い。見る者をひきずり込む強烈な魅力を放ちながら、「この人についていっちゃダメ」感も醸し出す。小川芋銭のほのぼのとした生き物は、よく見れば際どい容貌だし、人間の暗部という異界に生きるデロリな、つまり奇妙で濃密で

おいしい豆を知るチャンス!
サードウェーブ上陸以降、全国でコーヒーイベントが続々とスタート。開催地域を中心とするロースターが集まり、好みの豆が見つかるきっかけになりそうだ。

日本では約20年ぶりのアルヴァ・アアルト回顧展。
積層合板の丸い座面に、バーチの無垢材を加工して作った3本脚を付けた、かの有名な丸椅子「スツール60」。アルヴァ・アアルト(1898〜1976)の家具は大量生産を念頭に規格化された「部品」を組み上げて作られ、ある意味単純で色気がないようにも見えるが、それゆえか、今から80年以上も前に作られた丸椅子はじめ、現代の生活空間においても普遍的な魅力を保ち、時代に取り残されないデザイン強度を保ち続けている。

品川区か大田区か。大森貝塚を訪ねて。【大森】
音楽家と人類学者の時空を超えたぶらり旅。今回は1877(明治10)年にモース博士によって発見された「大森貝塚」で知られる大森を歩く。日本の考古学の礎が築かれるきっかけとなった伝説の地を訪ね、遥か遠い縄文の時代へと時空を遡る。