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前田

歴史画の起死回生。

「日本画」という言葉や概念は、哲学者アーネスト・フェノロサが、明治15(1882)年に使ったのが始まり。西洋礼賛一辺倒だった明治11(1878)年に来日したフェノロサは、教え子の岡倉天心とともに日本美術の再興に努める。やがて伝統的な日本美術を教える〈東京美術学校〉も開設。校長となった天心は、「伝統を学ぶ。写生をする。意味を表現する」の3つが新しい日本画と説いた。そんな中、中国と日本の史話や神話を題

「仮装」の伝統を守るメジャーリーガーたち。

 メジャーリーグもいよいよ佳境を迎えるが、毎年、シーズン終盤に話題になるのが、新人たちの「仮装」。これは「ルーキー・ヘイジング・デー」と呼ばれ、試合終了後にロッカーに戻ると自分の服がどこかに消え去り、恥ずかしい服がハンガーに掛かっているというわけ。男たちの世界の通過儀礼として、メディアでも取り上げられ、ファンの間でも親しまれてきた。
 これまで日本人メジャーリーガーも、田中将大がヒップホップ歌手、

亡き後も新刊、続々。安西水丸の色褪せぬ魅力盟友・南伸坊

イラストレーター安西水丸がこの世を去ってから4年が過ぎた。だが、その存在は日に日に大きくなっているように感じる。今年8月には、生前に執筆していたエッセイ『鳥取が好きだ。』が発売。回顧展『イラストレーター 安西水丸』は京都、宮城、愛知を経て、福島を巡回中。3万人以上を動員している。「こんなに愛されるイラストレーターは後にも先にもいないかもしれないね」と語る盟友・南伸坊と安西水丸のイラストレーションの

MUNIEQのテトラドリップ、Akihiro Woodworksのジンカップ、SOTOのバーナー|前田司郎

 屋外でコーヒーを淹れるようになって5年くらい。持ち運びやすい道具を探していったらこういうセットになりました。MUNIEQのテトラドリップは3枚にばらせるので持ち運ぶのにぴったり。断面が尖っていたのをヤスリで削って滑らかに安全にカスタマイズしました。SOTOのガスバーナーはゴトクを折り畳んでしまえます。割れにくく、手に熱が伝わりにくい木製カップは、鹿児島Akihiro Woodworksのもの。冬

風流とんかつ 奥三河の味噌カツ定食

 もう随分前のことになるが、舞台の公演が近づくと毎日のように渋谷にあった〈花〉という喫茶店で台本を書いていた。僕は歩きながら考える癖があり、雨の降ってない日は家から渋谷まで片道1時間くらいかけて往復していたのだが、その頃から気になっていた店がある。
 つまり二十年近く気になっていた。それだけ気になるなら入れば良いのにと思われるだろうが、タイミングというのは中々合わないもので、もしかすると、お互い好

銀座梅林のヒレカツサンド

 大人の街、銀座がちょっと楽しいかもと感じはじめたのは最近のことで、正直まだ満喫しきれない年頃です。誰かに連れて行ってもらう銀座は好きだけれど、ひとりだと同じコースを駆け足でまわってササッと帰る。ランチなんてもってのほか。そんな私が最近覚えた消化不良の銀座を気持ちよく締めくくる方法が、〈梅林〉のヒレカツサンドを買って帰るという贅沢です。ブタちゃんのイラストが描いてある可愛い紫の包みを小脇に挟んで銀

古いものの表情や、朽ちた美しい風合いを楽しむ。|前田征紀

 ファッションの枠にとどまらない多様なプロジェクトを展開する〈COSMIC WONDER〉の前田征紀さん。伝統的な手法を採り入れたり、素材にこだわった服作りをしてきた彼は、この数年、古いものに魅せられて集めているという。
「きっかけは古布でした。手紡ぎや手織りの布で気に入ったものがあると、これで何かできればいいなと思って少しずつ集めています。これは骨董屋で見つけたもので、赤御幣が描かれています。御

朝一番の白湯で、頭も体も軽やかに。|前田征紀

 朝食代わりに白湯を飲むようになったのは、3年くらい前のこと。きっかけは、友人がやり始めた半日断食でした。午前中は水だけ飲むというものを白湯に替えてみたところ、体も意識も軽やかに。それ以来、習慣になってしまいました。
 水は、主に徳島県産の《木頭村 山の湧水》という自然水を使っています。普通にやかんにその水を入れてガスコンロにかけるのですが、時間に余裕があれば沸騰したまま5分ほど放置して、水を活性