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釉薬

酒器は骨董か作家物。酒の味わいを引き出すなら、なお良し。

ずらりと並んだ抹茶碗や大鉢、そして壺。実は、ワインの酒器。「ワインはグラスで飲むもの」という常識を覆し、焼き締めの、いまを時めく作家の陶器でナチュラルワインを飲ませるバーがある。
 
店主の佐竹厚紀さんは、有名イタリア料理店やワインの輸入会社で経験を積み独立。「一杯のグラスワインをいかにおいしく提供するか」を追求するうち、うつわの形状とともに素材に着目し、ワイン造りのルーツにある土のうつわを使うこ

曜変の「黒」だけに潜む 特別なヒミツとは?

翌日は、曜変にまつわる現代中国陶磁界のキーパーソンに会う。1人目は陶芸家の孫建興さん。国家級非物質文化遺産、日本でいう人間国宝だ。山水画を背景にしたような南平市の工房で、40年にわたって建盞を研究し、曜変や油滴の復刻に挑んでいる。

月に1度、約1000点ずつ窯入れする登り窯は、4つの焼成室を持つ連房式。建盞はすべてこの窯で焼くそうで、周りには、赤黒い釉石と馬尾松の薪が山のように積まれている。土は