
大阪の地に眠る、 歴史の痕跡を辿る。
古代には難波宮がおかれ、近世から近代には商人の町、商都として栄えた大阪だが、歴史遺産を目当てに訪れる人は少ないだろう。しかし世界遺産に指定された古墳群のほかにも、地元民には自慢の史跡が潜んでいるのだ。
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いま大阪で最も盛り上がっている「歴史遺産」といえば、なんといっても去年、ユネスコ世界遺産に選ばれた百舌鳥・古市古墳群だろう。
「仁徳天皇陵古墳(大山古墳)」を中心とした堺市(百舌鳥)、「
古代には難波宮がおかれ、近世から近代には商人の町、商都として栄えた大阪だが、歴史遺産を目当てに訪れる人は少ないだろう。しかし世界遺産に指定された古墳群のほかにも、地元民には自慢の史跡が潜んでいるのだ。
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いま大阪で最も盛り上がっている「歴史遺産」といえば、なんといっても去年、ユネスコ世界遺産に選ばれた百舌鳥・古市古墳群だろう。
「仁徳天皇陵古墳(大山古墳)」を中心とした堺市(百舌鳥)、「
名前:古市憲寿『百の夜は跳ねて』の翔太
症状:「頭の中で、死んだはずの人の声が聞こえることってありますか」(中略)「あるに決まってるじゃない」何がそんなにおかしいのだろうというくらい、彼女は楽しそうに教えてくれる。
備考:無気力に仕事を続けるガラス清掃員の主人公は、ある日見知らぬ老婆に出会い、とある依頼を受ける。その奇妙な交流が2人にもたらす変化とは。新潮社/1,400円。
名前:古市憲寿『平成くん、さようなら』の平成くん
症状:平成が終わった瞬間から、僕は間違いなく古い人間になってしまう。(中略)時代を背負った人間は、必ず古くなっちゃうんだよ。
備考:平成の終わりとともに安楽死を望む主人公と、それを受け入れられない恋人。2人の関係を通して、生きること、死ぬことの意味を問う。文藝春秋/1,400円。
この前、友達が誕生日会を開いてくれました。難しかったのは、呼ぶ人リスト。この人とこの人は仲が悪いとか、この人は大勢の中では空気が読めずに周りが迷惑するとか、いろいろあるじゃないですか。でも、呼ばないとそれがSNSでバレて、気まずくなる時代。予定もない結婚式が今から心配です。(社会学者・古市憲寿/30歳/男)
主人公・エレンの母親は目の前で巨人に食われ、エレンと家族同然のミカサは犯罪者に両親を殺された過去を持つ……2人をはじめ主要人物だけで7人ものキャラクターが家族を喪失するという衝撃の設定はなぜ生まれ、そして支持されるのか? 作品に描かれる家族像を考察した。
大学進学と同時に鹿児島から上京して公務員になった父と、自由気ままで個人主義の母。小学生で東京から埼玉に越し、いわゆる昭和の家庭で育った僕には、2人の妹がいます。両親は小さな妹たちに手一杯だったんでしょう。子どもの頃は祖父といる時間の方が長かったですね。
育った環境のせいか、兄妹3人には似たところがありません。家族仲が悪かったわけではなく、各人がバラバラに生活しているような家でした。7人家族なの