
原点と今と
次の秋冬からラフ・シモンズがクリエイティブ・ディレクターとして参入。ミウッチャ・プラダが単独で発表する最後となった今季は、ブランドの真髄に焦点を当てたコレクション。プラダの原点を語るうえで欠かせないのが「ブラックナイロン」だ。1978年、他のラグジュアリーブランドに先駆け、それまでは主にミリタリーやアウトドア製品に使われていたナイロンをバッグに採用。美しい光沢と機能性をウェアにも展開し、ファッショ
次の秋冬からラフ・シモンズがクリエイティブ・ディレクターとして参入。ミウッチャ・プラダが単独で発表する最後となった今季は、ブランドの真髄に焦点を当てたコレクション。プラダの原点を語るうえで欠かせないのが「ブラックナイロン」だ。1978年、他のラグジュアリーブランドに先駆け、それまでは主にミリタリーやアウトドア製品に使われていたナイロンをバッグに採用。美しい光沢と機能性をウェアにも展開し、ファッショ
2018年秋冬コレクションの〈ジル・サンダー〉のシーズンビジュアルの一環で撮影されたキャンペーンムービーは、映画界の巨匠、ヴィム・ヴェンダースによるもの。お互いの生活を双眼鏡で覗く男と女、そして2人の様子を窺う潜水服を着た謎の男が登場する。ラストまで、セリフはなく、彼らが身に纏う服のデザインや色彩で感情を描写するヴェンダースの表現の豊かさを思い知らされる3分間。果たして、彼らは知り合いか、それとも
満を持してデニムが登場。洗い込んでも生デニムのような風合いを保つ質感はデザイナーが一番こだわった部分。米綿のムラ糸を限界まで強く撚りピュアインディゴでロープ染色した縦糸で織り上げた。たっぷりしたワタリからテーパードしたシルエットの5ポケット。30、32、34、36インチの4サイズ展開。25,000円(オーラリー☎03・6427・7141)
ラガーシャツをファッションに。
ブランドの今季のキーワードは、「モダニティー」と「オーセンティシティー」。アメリカのクラシックなスポーツウェアをモチーフにしたラガーシャツは、エルボーパッチと背中のゼッケンがアクセントに。本物のラガーシャツさながらの肉厚なコットンの風合いも魅力。24,000円(ラグ&ボーン/ラグ&ボーン表参道店☎03・6805・1630)
テーラードをベースに、ワークウェアのディテールをミックスし、さらにエキゾティックな民族カルチャー要素を加えた今季の〈ドリス ヴァン ノッテン〉。なかでもひときわ目を引くのが中国のミャオ族の装飾から着想を得たモチーフ。このストールは、美しいステッチによるモチーフをニットで表現。21,000円(ドリス ヴァン ノッテン☎03・6820・8104)
編集者、菅付雅信が考案する文具シリーズ〈Editors Republic〉。編集作業に必須の台割ノート(860円)、フリーハンドでも書きやすい1㎜方眼ノート(A6サイズ460円)などの文具が揃う。肉厚頑丈なトート(Mサイズ9,800円)は名刺やペンを入れる内ポケ、出し入れ容易な外ポケ付き(Editors Republic http://www.editorsrepublic.com)
デスク周りの小物などの収納に便利な取っ手付きの収納トレー。本体素材はポリプロピレン製で、内部には整理のしやすい間仕切り付き。木製の取っ手が備えられているので持ち運びも簡単だ。デザインはスイスを拠点にするユニット、ビッグゲームによるもの。〈アレッシィ〉の新作だ。7,000円(アレッシィ/アレッシィ ショップ青山☎03・5770・3500)
2010年にニューヨークでデビューした、デザイナー・松村大基氏が手がける〈ティム〉。品が良く、どこか力の抜けた雰囲気が魅力だ。なかでも象徴的なのが、ノーブルな光沢感とハリのある細番手の糸で仕上げたスプリングコート。ボタンやポケットが目立たないミニマルなデザインも特徴だ。70,000円(ティム/アルファ PR☎03・6418・9402)