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神戸

神戸のアトリエ

二階の部屋に置かれた
わずか五枚の絵のせいで
部屋の床はたわみ
底が抜けてしまいそうだった
試しに一枚を持ってみると軽いのだが
眺めていると いやに重ったるい

五枚のキャンバスに
閉じ込められているのは
同じ男の顔だった
南米、パリ、ローマ
スペインのラマンチャ
諸国を旅して 探して 見つけたのも
同じ男の顔だった

その後も男は自画像を描き続け
パレットの裏にひとこと書き残して
酒に酔った車の

〈中畑商店〉の 「ホルモン」

神戸のはずれに〈稲荷市場〉という小さな市場があります。そこに暮らす友人たちが愛している〈中畑商店〉を訪れたのは、5年ほど前。昼の明るい日差しの中で食べた、ホルモンと特製ダレ、チューハイの黄金セットにマジでやられて通っています。スリランカでアーユルヴェーダするよりデトックス感が高くて(やったことないけど)、このためだけに神戸に行くし〈アーバンウエスト〉という店を開いた時期もあるほど。最大の魅力は、あ

ハウスブレンド 深煎り

「生産者とコーヒーを楽しむ人の懸け橋になりたい」と、バリスタとしてのキャリアをスタート、やがて豆の選定、焙煎へ興味は広がり、ついにロースターになった店主の田岡英之さん。ハウスブレンドは、コロンビア、ブラジル、インドネシア、ケニアの豆を盛り込み、コクの中にも果実味を感じる構成に。「技術に定評のある若手ロースター。ダークチェリー、ローストナッツ、チョコレートの香りが華やか。おいしさの幅が広いので、味作

ヴィンテージを忠実に再現。 専門店が作るオリジナル眼鏡。

神戸のヴィンテージアイウェア専門店〈SPEAKEASY〉の山村将史さんと札幌〈Fre'quence.〉の柳原一樹さんが手がける、アイウェアコレクション〈guépard〉の直営店。フレンチヴィンテージの色褪せないデザインやディテールを忠実に再現しながら、サイズ感のみをモダナイズしたアイウェアを展開。福井県鯖江市の職人の手作業により一点ずつ生産されている。また〈Fre'quence.〉から、1940~

島田 陽 タトアーキテクツ/島田陽建築設計事務所|月見山の住居

細い街路に沿って建物がひしめき合う住宅地に、シルバーの波板で包まれた家が佇む。クールな印象の扉を開くと、ふわっとハーブの香りが漂う庭が登場する。この庭は、壁と屋根に囲まれている。つまり家の内部に庭が取り込まれているのだ。唐突なアイデアにも思えるが、設計者の島田陽によると実は合理的につくられた庭なのだという。
「中庭が欲しいと言われたのですが、法的に必要な防火性能を満たすためには庭と建物の間に大がか

[ 近畿 ]昆布だしとソースが関西人の活力に。

地域ごとに、気候風土が異なる日本列島。津々浦々を探してみると、その土地の風土に合わせ進化した、特徴あふれる調味料が選びきれないほど見つかります。土地と食材の魅力を知り尽くした料理人たちに、お薦めの3品を教えてもらいました。使い方のワンポイントアドバイスを参考にしながら、調味料で日本一周してみては?

LA MADRAGUE

 2011年9月、50年近く愛された京都の〈喫茶セブン〉跡にオープンした〈喫茶マドラグ〉。店主の山﨑三四郎裕崇さんは生来の喫茶店好き。コーヒーはセブン時代の焙煎会社に相談し、西木屋町にあった洋食店〈コロナ〉(12年閉店)の「玉子サンドイッチ」の味を引き継ぐと、マドラグの定番メニューとなった。以来、妻と二人三脚で店を営み、京都の古き良き喫茶店の精神が息づく名店として近所の勤め人から観光客まで連日行列

神戸〈うどんの富原〉の「きつねうどん」

 僕は、1歳半から3歳半までの約2年間、親元を離れて、神戸の祖母と叔母の元で育った。叔母が働いている間は、祖母と2人きり。祖母の知り合いと団地の下の公園で遊んだり、買い物についていったりして、大人たちと一日の大半を過ごした。といっても、祖母が聞かせてくれた思い出話で、覚えているような気がしているだけかもしれない。何十回と同じ話を聞いたが、一番よく聞いた話が「あんたが迷子になって、えらい探してたら、

高橋ヨーコの写真展が開催。前夜のパーティに、旧知の仲間たちが集結!

 フォトグラファーとして活躍する高橋ヨーコさんの写真展『SANDY HEAT, WHITE LAND』が開催。今年6月に高橋さんが暮らすサンフランシスコの〈Playmountain EAST〉で行われた同名のエキシビションが好評で、その巡回展として、9月1日から24日まで千駄ヶ谷の〈Playmountain〉と葉山の〈SUNSHINE+CLOUD〉で同時に行われました。高橋さんが写真展を行うのは、