
東映


富田林署の逃走犯が逮捕されたいまだからこそ、「逃走劇」を観直したい。
'02米/監督:スティーヴン・スピルバーグ/出演:トム・ハンクスほか/NBCユニバーサル・エンターテイメント/2,381円(BD)。

これからはテレビの時代、映画はもう終わりなんだ。|里見浩太朗
魚河岸で働きながらコロムビアレコードの先生の家に週1回通うことになりました。先生を紹介してくれたお嬢さんに「うちにも寄りなさいよ」と言われてね。その家は3姉妹で、男の僕を家族みたいに可愛がってくれました。ある日、東映から「試験があります」と手紙が届いて。「何これ⁉」と調べたら妹さんが応募していて、「へへっ、洒落 社会勉強 歌も好きだろうけど、顔も悪くないからさ」。それで東映ニューフェイスに

『のど自慢』に出たら、鐘三つが鳴ったんですよ。|里見浩太朗
中学・高校時代も富士宮に住んでいて、中学からはテニスを、高校2年から音楽を始めました。西部劇洋画が入ってきた頃で、日本映画はというと時代劇です。チャンバラには興味がありました。小学校4年生の頃に、疎開先の村の小さな神社でお祭りがあって、お芝居をやっていたんです。森の石松の立ち回りを見て、「チャンバラってかっこいいな〜」って。家に帰ったら寝間着の着物の裾をキュッと固めて、腰に物差しを差して、刀を振

小林亜星
戦時下の少年時代から退廃のにおいに魅せられた自称、ナンパな不良少年が、ハワイアンやジャズを片手に夜の世界を飲んで、買って。一度は入った会社を飛び出して、万人の耳に残るメロディを生み出し続けた才人、小林亜星。小さな事務所でその巨体を響かせながら語る人生は、骨太な反骨精神を持つ本当の不良だけが語り得る、軽快で耳に残る歌だった。

『仁義なき戦い』を手がけた伝説の男と、実録映画の後継者が対面。
北海道警察の現役刑事が、覚醒剤に溺れ、悪事の限りを尽くした驚愕の実話。『日本で一番悪い奴ら』は、そんな日本の警察史上最大の不祥事といわれる事件を、綾野剛主演で映画化したピカレスクロマンだ。
前作『凶悪』に続き、再び実録映画を手がけた白石和彌監督が、この日やってきたのは京都。『仁義なき戦い』シリーズなど、映画史に残る実録映画を生み出した伝説のプロデューサー、日下部五朗を表敬訪問するためだ。
「日

東映映画で語る。杉作J太郎 × 坪内祐三
任侠時代劇や実録やくざものなど、プログラムピクチャーを量産して数多くのヒットを飛ばし、興行トップに君臨していた東映。なかでも特に1970年代のアウトロー映画に、片や少年時代から、片や中年になってから魅せられた2人が、兄弟盃(?)を交わしながら語り合う。