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ヴィスコンティ

世界のトップ調香師を集め、"マニアック"で個性的な香水を作り出す〈フレデリック マル〉の魅力。

祖父が〈パルファン・クリスチャン・ディオール〉の創設者、母親がディオールの「オー ソバージュ」の開発メンバーだったこともあって、家にはいつもリットル単位で香水が送られてきていたよ。12歳から香水をつけ始めたんだけど、「香水は自分の一部」と気づいたのはその頃から。僕はスポーツ少年で毎日たくさんの汗をかき、一緒に香水も蒸発して自分の顔に上がってくるわけだから、知らぬ間に中毒になっていたのかもしれない(

恋愛や結婚に何度失敗したって大丈夫。|高橋源一郎 × 橋本麻里

橋本麻里 どれから行きますか?
高橋源一郎 まずは『死の棘』から。島尾敏雄さんの私小説ということになりますが、僕が思うに世界文学史上最もひどい私小説。そしてもし日本の小説を何か1冊だけ紹介しろと言われたらこれを挙げる、という作品でもあります。
橋本 そもそも彼は戦争中、特攻隊の隊長として奄美の加計呂麻島に派遣され、島長の娘と恋に落ちるんだよね。それが妻のミホさん。
高橋 島の人にとって島尾さんは、