
吉田


名建築で辿る、大阪の100年史。
味のあるレトロビルから最新の建築まで、なぜ大阪にはさまざまな年代の名建築が存在しているのだろう? 建築史家の倉方俊輔さんに教えてもらった、都市構造と、近現代の名建築から見える、大阪の100年史。
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大阪はカオティックな街だと思われがちですが、都市構造は明快です。ベースは豊臣秀吉による碁盤の目状の街割でした。近代に入り、政治、産業、交通手段の変化に合わせて新たな建築が造られ、街の造りも変化し

【素材重視の中華】慈華/みこころ 無添加チャイナ935
このところ中華料理の勢いがグングン加速する中、素材重視でおいしく、通い続けたい新店がお目見え。“無添加”に踏み切った神保町の実力派シェフと、素材ありきの姿勢に大きくシフトしたベテランシェフ。それぞれの強みを個性に、中華料理も新時代に突入へ。

【近日公開予定】大泉洋、ライバル誌の編集長になる?|『騙し絵の牙』
「なにしろ“アンテナ”が一切ない人間なもんで。今はこれが面白いんだとか、人々がこういうものを求めているんじゃないかとか、そういう視点が全くないんです。だから、編集長なんて、逆立ちしてもできないなと思いました(笑)」
俳優・大泉洋が新作主演映画『騙し絵の牙』で扮するのは、カルチャー誌『トリニティ』の編集長・速水。陰謀が渦巻くクセモノだらけの出版社を舞台に、“お荷物雑誌”の汚名を返上し生き残るべく

【BRUTUS.jpだけの居住空間学】プロインタビュアー・吉田豪の360°タレント本に囲まれる部屋
今回の『BRUTUS.jp』オリジナル記事は、本誌とは少しだけ目線を変えて、“特異”な「居住空間学」を持つ、住まい手に話を聞いてきました。
整えない、整わない(?)。集めに集め、集まってしまった、本、本、本……。足の踏み場がどんどん駆逐されていく。
訪れたのは、アイドル、俳優、プロレスラーから政治家まで、数々の著名人を取材、徹底的な下調べから「本人よりもその人に詳しい」と称される、プロインタビュア

ジャズピアニスト・丈青が惹かれたフィメールラッパー・Awich
傑作アルバム『孔雀』をリリースしたラッパー・Awichと、SOIL &“PIMP”SESSIONSのピアニスト・丈青。AwichがSOILの「Heaven on Earth」に参加してから、2人はライブや作品で共演を重ねてきた。そんな両者の対談、冒頭から知られざる話が……。

本作りに向けて動きだすと、企画は変わっていく。|吉田宏子〈888ブックス〉
どんな本を、誰と作るか。企画の立ち上げからデザイナーや印刷所選び、書店とのやりとりまで一人で進める“ひとり出版社”。変化さえも柔軟に楽しみながらアートブック作りは進む。

アートブックの出版と、本を売るための原画展。|吉田宏子〈888ブックス〉
偏愛する作家たちの作品を一人でも多くの読者に届けたい。編集者であると同時にギャラリーオーナーでもある吉田宏子さんが、自ら手がけたアートブックを売る、その仕掛けについて。

新劇からアングラへ行く人なんて、いませんでしたよ。| 吉行和子(第三回/全四回)
お客さんの前で演技をしたことがなかったのに、あれが若さなんでしょうね。劇団で一番偉い方がおじさん役で出ていて、私がその人をからかうシーンがあったんです。普段は目も見られないぐらい苦手なのに、舞台では平気でできちゃう。それに一番びっくりしました。「へー、芝居って面白いな」って。主役の彼女が1週間ほどで治ったので私はお役御免だと思っていたら、「2人で交互に続けなさい」。そこから突然始まっちゃったんで

大阪万博の熱狂が生み出したレガシー。
大阪が、いや日本が誇る国立民族学博物館(以下みんぱく)は、施設規模では世界最大級の民族学博物館だ。こうした民族学博物館が、首都ではない場所にあるのは、世界的に見ても非常に稀なケース。なぜ東京でなく、大阪にあるのか? それは1970年の大阪万博で岡本太郎が提案した、太陽の塔の地下内部に世界中から集めた民族資料を展示し、人類の原点を示す、というアイデアが、みんぱく設立の契機となったからだった。
そ