
ラッパーの環ROYが飛び込んだ、旬や流行にとらわれないもの作りの世界。
主人公の「さんかく」が、異なる形の友達と交流し、自分と他者の違いや共通点を考えていく物語。文はナオミ・ジョーンズ、絵はジェームズ・ジョーンズ、訳は環ROYが担当。ブロンズ新社/1,400円。
主人公の「さんかく」が、異なる形の友達と交流し、自分と他者の違いや共通点を考えていく物語。文はナオミ・ジョーンズ、絵はジェームズ・ジョーンズ、訳は環ROYが担当。ブロンズ新社/1,400円。
2人の写真家が個人的にやりとりしていたメールによる往復書簡が、やがて写真を送り合うプロジェクトに発展して生まれた一冊。送られたイメージにお互いが呼応していくことで、彼女たちの詩的な物語が紡がれていく。
いの一番に聖子ちゃんの「制服」が思い浮かんだ。私が小学校高学年を過ごした80年代前半、世間は松田聖子一色で、私の部屋にもやはり聖子ちゃんのポスターが貼られていた。当時、LP盤で聖子ちゃんを聴くのが憧れだった。友人の姉がLP盤をたくさん持っていて、よく通ってはライナーノーツを見て歌詞を熟読するうち、彼女のほとんどの曲に記されている松本隆の名前に気づいた。作詞家というものをはじめて意識したのが松本隆さ
デビュー前、そして活躍する今も、ホンマタカシから影響を受けていると語る川内倫子と、その2人を“写真家スター”と敬愛する梅佳代。アーティストとして日本を牽引する3人の写真家による、依頼仕事の楽しみ方とポートレートの写真術。写真には必ず、“人となり”が現出する。
川内倫子の写真集、『ILLUMINANCE』を手に、スパイク・ジョーンズが東京にやってきた。この写真集は最新作『her/世界でひとつの彼女』の最初のインスピレーション源で、LAのARCANA書店で出会って以来、ずっとスパイクの案内灯となり映画を導いてきた。たくさんの付箋が貼られた写真集を差し出し、「サインしてください」と言うスパイク。彼の作品へのアプローチにシンパシーを感じていたと言う川内倫子が迎
目に見えない相手に恋をしてしまった男性の想いは、スクリーンのこちら側に確実な痛みとして伝わってくる。「『her/世界でひとつの彼女』はラブストーリーなので、川内倫子さんの自然で女性的な資質を取り入れたかった。撮影監督のホイテ・ヴァン・ホイテマと組んだのも、倫子さんの写真が持つ繊細さと同じものを彼に感じたから」。対談中に2人で一緒に写真を撮り、iPhoneでヴァン・ホイテマに送信していた。「彼は今
高速道路[麻布十番]
天現寺ICから乗って芝公園の方へと進んでいくと、環状線と合流するところが大きくカーブしているんです。そこを曲がっていると不意に目の前に東京タワーが現れるポイントがあるのですが、見るたびに「自分は東京に住んでいるんだな」と思わされる場所です。