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ラップと演劇が融合した名演を。|佐久間宣行 → アイナ・ジ・エンド

 佐久間です。BiSHの曲はよく聴いていて、パフォーマーとしてはもちろん、振り付けや作詞作曲を手がけるアイナさんは、クリエイターとしてクレバーな人だと視聴者目線で好きでした。まだお会いしたことはないので、勝手なイメージで選んだんですが、劇団ままごとの演劇『わが星』なんてどうでしょう? 星の一生と人の一生を重ね描いた90分の芝居で、終始□□□の三浦康嗣さんが手がける時報のトラックが、ラップを乗せて展

創作欲をそそる巨匠の映画愛を。|奥山大史 → 佐久間宣行

 はじめまして、奥山です。佐久間さんが手がける『ゴッドタン』の芸人マジ歌選手権には、いつも笑わせてもらってます。前回薦めてもらった『マインド・ゲーム』、生きることへの讃歌のような映画で、本当にエネルギーがすさまじかったです。一度死んでしまった主人公の圧倒的な生への衝動が感じられて、突き抜けた展開や奇抜なアニメ演出も真っすぐに楽しむことができました。お返しにオススメしたいのは、映画『マルサの女』のメ

【3月20日発売】大森克己の9年ぶりの写真集は、柳家権太楼の大ネタ『心眼』。

 淡いグレーの背景の上に、ぽつんと置かれた紫色の座布団。上手から和装の男が入ってきてその上に座ると、深々とお辞儀をしておもむろに話し始める。右を向き、左を向き、笑ったり泣いたり、急に怒りだしたり、優しく諭したり……。いつの間にか食い入るように男の顔を見つめている自分に気づく。

 写真家・大森克己による新しい写真集『心眼 柳家権太楼』。震災後に自宅付近から福島へと旅に出て撮った前作『すべては初めて

寺山修司×和田誠の 『血と麦』。

 中学時代買った本で、今も手元にあるのはわずかだ。その一冊は、数年前、本誌「危険な読書」特集で紹介した江戸川乱歩の『犯罪図鑑』だった。次に愛着が深いのが、寺山修司の歌集『血と麦』となる。購入のきっかけは、中学の教師の机の上にあった短歌雑誌を見ていて、広告ページでみつけたものである。ただただ『血と麦』という表題の不穏が田舎の中学生の胸を刺し、中身はわからなかったが賭けにでた。
 当時、函入り単行本は

つい口走るセクハラ。

部下を早く帰してあげたくて「嫁入り前の娘をこんなに長く働かせたくないんだよ〜」とか、セクハラを気にしすぎるあまりに笑えない一言をつい口走ってしまいます。悪気はないんですが、空気が凍る。すぐにハッとして「お前頑張れ」とかごまかすと、余計に変な空気になるし。そんな時、どうするのが正解ですか?(会社役員/59歳/男)

美術家・やなぎみわが実験的に表現する、"人知を超えたもの"。

 1990年代から、商業空間で機械的に群れをなす女性たちを切り取った「エレベーター・ガール」や、様々な老女像を投影した「マイ・グランドマザーズ」など、神秘的でどこかミステリアスな魅力を孕む写真作品を発表してきた美術家・やなぎみわ。近年は演劇分野でも精力的に活動を続ける彼女の大規模回顧展『やなぎみわ展 神話機械』が、6月23日までアーツ前橋で開催中だ。

 今回やなぎが選んだモチーフは、"神話"と"