
べらぼう凧
秋田県/能代市
力強い独特の画風で知られる、秋田県能代市の凧。その歴史は古く、かつて坂上田村麻呂の軍勢が淳代地方の蝦夷征伐を行った際に、空高く舞い上がった凧を目印に入港した、という伝説があるほどです。今から350年ほど前の徳川4代将軍・家綱の時代には、子供はもとより大人もみなで凧揚げを楽しんでいたそうです。明治に入ると、才能あふれる職人が多く現れ、歌舞伎絵や恵比寿、そして「べらぼう」と呼ばれる絵
秋田県/能代市
力強い独特の画風で知られる、秋田県能代市の凧。その歴史は古く、かつて坂上田村麻呂の軍勢が淳代地方の蝦夷征伐を行った際に、空高く舞い上がった凧を目印に入港した、という伝説があるほどです。今から350年ほど前の徳川4代将軍・家綱の時代には、子供はもとより大人もみなで凧揚げを楽しんでいたそうです。明治に入ると、才能あふれる職人が多く現れ、歌舞伎絵や恵比寿、そして「べらぼう」と呼ばれる絵
基本的にあんことコーヒーは合わないと考えている人物(筆者)を唸らせたいと、オオヤさんは言う。オオヤさんが京都でいちばん美味しいと思うあんこは〈中村軒〉だそうだ。だからこの店のあんこに合うコーヒーを探すことを、この旅の締めくくりにしたい。
作品集や写真集、カタログなど、いわゆる文字を主体としない、絵をメインとした本を愛し、収集する2人。そこには、読んで知ること以上の“見る”快楽があるようだ。たくさんのビジュアルブックを手にしてきた彼らが評価するのは、どのような本なのか。
総額3,000万円の研究費をあて徹底調査、全国市町村アンケートを基に女陰・男根語の分布図を作成。既存の説を覆す新たな発見と結論を導き出した。インターナショナル新書/1,100円。
読書の対象として国語辞典を挙げるのは少し反則気味かもしれない。しかし、文字と文章が書いてある以上、読むという楽しみ方があってもいいはず。今回、トークイベント『国語辞典ナイト』を不定期に開催する4人の辞書好きが、国語辞典の魅力について語る。
明治以来、日本で出版された昆虫本の中から入手しやすく、理解しやすいもの100冊の書評を紹介。著者についても触れているため、一流の“虫屋”の生態を垣間見ることができる。江戸期から今日までの昆虫図書の書籍データも収録。八坂書房/品切れ。
藤塚光政 さてまずはここ、宮城さんのホームグラウンドでもある平等院の話から始めましょうか。鳳凰堂って、洲浜のせいか甲殻類が池に入っていくようにも見えるし、また翼廊と尾廊があるせいか、そのシルエットが鳳凰よりオスプレイのように見える。ほかにはない特殊な平面の建築だなと思いました。
宮城俊作 そうですね。ある意味で具象建築ですね。平等院は、遣唐使の廃止後、和様が独自の発展を遂げて形を成しつつあった時代
地域ごとに、気候風土が異なる日本列島。津々浦々を探してみると、その土地の風土に合わせ進化した、特徴あふれる調味料が選びきれないほど見つかります。土地と食材の魅力を知り尽くした料理人たちに、お薦めの3品を教えてもらいました。使い方のワンポイントアドバイスを参考にしながら、調味料で日本一周してみては?
音楽家と人類学者の時空を超えたぶらり旅。今回は人形町編。2016年に建て替え工事が完了した水天宮で女難除けを祈願し(?)、日本橋七福神巡りへ。奇跡的に空襲を免れた貴重な町並みを眺めつつ、繁華街としての長い歴史を持つエリアをそぞろ歩く。
抑制というのだろうか。〈近江屋洋菓子店〉には何一つ、はしゃいだところがない。チェリーウッドの壁には絵画も掛けず、高い天井には、シャンデリアでなく花びら形の蛍光灯。昔の精肉店と同じショーケースに並ぶのは、ホイップしたてのクリームとふっくらしたイチゴを重ねたサンドショートや、シャインマスカットがこぼれ落ちそうなタルトだ。上等な素材を使い、素材以上を飾らない。日々質実を守るという在り方が、店の佇まいか