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台北

TCRC

台南っ子の間で夜ごと話題に上るバーが〈TCRC〉。店主を筆頭にバーテンダー陣が台湾国内のカクテルアワードで毎年入賞を果たしているため、その名は全国レベル。台北からも客が押し寄せ、開店前から大行列をなす。確かに、旬の果物やフレーバード・ジンを巧みに使ったカクテルはハイレベル。今年1月には改装し、盛況に応えるべく店内が少し広くなった。行列しつつ一杯を待つのも、台南の夜のアツい過ごし方なのだ。

慶中街郭家綠豆湯 總店

紅豆湯(あずきのお汁粉)をはじめ台湾にも豆を使った甘味が色々あるが、日本人にとってあまり馴染みがないのが緑豆湯。緑豆を甘く煮たスープで、台北より台南でこの看板をよく見かける。というのも緑豆は体内の熱を冷ます作用があり、台南人は老いも若きも暑気払いに食べるんだとか。
 中でも緑豆専門店の最大手が〈慶中街郭家綠豆湯〉。冷たく冷やした甘さ控えめの緑豆湯は、豆もふっくら軟らかで、するすると入っていく。暑い

but. we love butter

台北のオシャレストリート、富錦街にトラディショナルなテーラーがオープン。と思いきや、実は焼き菓子専門店という、映画『キングスマン』さながらの仕掛けが……。テーラーの奥に広がるのは、インスタ映えするモダンな空間。どこを切り取っても絵になるようデザインされた店内では、焼き菓子の試食ができる。フランス産エシレバターをふんだんに使ったお菓子には、台湾産のハチミツや塩、日本の和三盆や牛乳など厳選した食材を使

TK SEAFOOD & STEAK

日本では一段落ついた感のあるエイジング・ビーフ人気だが、台湾では今も旬。自家熟成を看板に掲げる店が増えている。東區にある〈ホテル プロバーブズ 台北〉のメインダイニング〈TK SEAFOOD & STEAK〉ではホテルオーナーであり、料理ディレクターでもある陳昶福さんご自慢の熟成肉を提供。米産牛肉の中でも最高級とされるプライムビーフのポーターハウス(フィレ部分が肉全体の3分の1以上を占めるTボーン

勤美學 CMP Village

にわかにアウトドアブームがやってきた台湾。なかでも、最も注目すべき施設がココだ。来客がなくなった遊園地を、大手建設会社が再生し始めたのが5年前。人・自然・クラフトを大切にする会社の方針に、苗栗地区の再生というお題が加わり、立派なグランピング施設ができた。何がいいって、手ぶらでキャンプができるのだ。いまは1泊2食に2つのワークショップが付くプランのみ。人数制限された広大な施設で、ゆったり大自然と触れ

劉媽媽涼麵

台北の定番朝ご飯の一つに涼麺がある。細麺に千切りキュウリをのせてニンニク風味のゴマだれをかけた一杯で、一気呵成に混ぜて食べるのが美味。好みで半熟の目玉焼きをトッピングしたり、台湾の甘い味噌汁と一緒に味わうのがお約束だ。
〈劉媽媽涼麵〉は、21時30分〜翌朝9時という宵っ張りの営業で知られる有名店。夜が深くなるにつれ、クラブ活動前に腹ごしらえする若者や、逆に完徹明けの〆に味わう人々で賑わう。時間のな

萬鏡寫真館

太陽が降り注ぐビーチや赤煉瓦の建物で撮る、ザ・ウエディング写真が主流の台湾で、感度の高い人々から人気を得ているのが、大正ロマンティックなアンティーク家具などが並ぶ萬鏡寫真館。ファッションカメラマン李廣さんが写真館を開店したきっかけは幼い頃に見た祖父母の記念写真。「日本統治時代に、祖父母は給料の3ヵ月分を払って写真館で撮影したそうです。その写真がとても素敵だったんです」。統治時代の8×8カメラやステ

物外設計 ystudio

デジタル時代の到来によって手書きの機会は少なくなったけれど、裏を返せば、文字を書くのは契約書のサインや大切な人に手紙を出すなど重要なシーンということ。《文字的重量》は、その特別な時にふさわしい文具を目指している。真鍮の程よい重み。人生とともに変化する色合い。滑らかな書き心地。一昨年に登場した万年筆は発売前に1,300本の予約が殺到した。パリのメゾン・エ・オブジェにも出展し、ヨーロッパへの販路も拡大

朋丁 pon ding

台北の最新カルチャースポットとして注目を集めているのが、ギャラリー&ブックカフェ〈朋丁〉。アート系編集者、デザイナー、日本人ギャラリストが共同運営し個性溢れる企画を展開する。取材に訪れた日は台湾の若手クリエイター展が開催中で、ろくろ台の上に置いた壺に塗料をかけ続けて「時の流れ」を可視化したアートや、写真作品を観客の髪の毛と交換する展示など、コンセプチュアルな作品が並んでいた。ブックカフェでは台湾ク