
都市の歴史と地域性に挑む、都市フォントプロジェクト。
書体は地域性と結びつくか? そんな問いから始まったのが、進行中の都市フォントプロジェクト。都市の姿やそこに根づいた文化を書体に落とし込む、書体デザイナーの手さばきに注目。
書体は地域性と結びつくか? そんな問いから始まったのが、進行中の都市フォントプロジェクト。都市の姿やそこに根づいた文化を書体に落とし込む、書体デザイナーの手さばきに注目。
音楽家と人類学者の時空を超えたぶらり旅。前回の大森から移動して「大森海岸」へ。かつてこの地がビーチリゾートとして栄えた時代から現代まで続く「大森芸者」の文化を、体験学習(⁉)する。
横浜の海岸通りに根を張り来年で20年。店内には1950〜70年代を中心にイギリス買い付けのツイードジャケットやトレンチコート、フォーマルなレザージャケットなど流行に左右されないトラディショナルな古着が並ぶ。どれもグッドコンディションでリーズナブル。ニューウェーブやダブなど店主お気に入りのブリティッシュサウンドがレコードでかかる店には、横浜のダンディたちが英国紳士になりきって足繁く通う。
音楽家と人類学者の時空を超えたぶらり旅。今回は1877(明治10)年にモース博士によって発見された「大森貝塚」で知られる大森を歩く。日本の考古学の礎が築かれるきっかけとなった伝説の地を訪ね、遥か遠い縄文の時代へと時空を遡る。
西洋理容発祥の地といわれている横浜・山下町の〈バーニーズ ニューヨーク横浜店〉には、髭のスタイリングを主としたバーバーサロンがある。本来ならば、ウエットシェービングで髭をきれいに剃るというのがバーバーの役割だが、髭をどのように整えるかを考えるカミソリ倶楽部が手がけるバーバーは一味違う。「私たちは例えばビジネスマンが営業でも行けるような軽さを意識した髭のデザインがあるのではと考えます。髭の文化が華
あの2人が、また歩き始めた──。伝説の書『観光』から約30年。かつて街の風景を大きく変えたオリンピックが再びやってくる前に、その姿を見ておくために。「住めば都」の大都市、東京は果たして天国か否か? 音楽家と人類学者の時空を超えたぶらり旅の記録。
雑居ビルの2階。居酒屋やエスニック料理屋の看板が並ぶ中廊下は猥雑な雰囲気だが、〈アスラン〉の店内は別世界。
ブビンガ材の一枚板で仕立てたカウンターでリーゼントヘアの店主・能條貴史さんがお出迎え。バックバーに並ぶ酒は約400本。その約8割がウイスキーだ。オールドボトルも多いが「日本人は酒を味わうにも素材の味を繊細に、となりがち。もっと自由に楽しんでいただきたい」と、カクテルでの提案にも積極的。勤め
娘さんと一緒に銀座に現れたのは、日本中に笑いとユーモアを与えてくれた雷様、高木ブー。大好物のコーヒーゼリーをかき込みながら語る人生記。一人ウクレレを手にした少年が、米軍占領下をバンドマンとしてサバイブしながら、ドリフターズという当代一のコミックバンドを経て、またウクレレへ帰っていく。愉快な一大ミュージシャン冒険談。
戦時下の少年時代から退廃のにおいに魅せられた自称、ナンパな不良少年が、ハワイアンやジャズを片手に夜の世界を飲んで、買って。一度は入った会社を飛び出して、万人の耳に残るメロディを生み出し続けた才人、小林亜星。小さな事務所でその巨体を響かせながら語る人生は、骨太な反骨精神を持つ本当の不良だけが語り得る、軽快で耳に残る歌だった。
「この俳優、どこかで見たことがあるけど、名前まではわからない……」。映画やドラマを見ていて、そうつぶやいた経験はないだろうか? 亀岡拓次とは、そんなどこにでもいる脇役俳優の一人。彼のうだつの上がらない人生をチャーミングに描いた映画『俳優 亀岡拓次』が公開中だ。そこで原作者の戌井昭人と監督の横浜聡子に語り合ってもらった。キーワードは、「俳優とは何か?」。
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横浜聡子 ずっと気になっていたんですけど