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北欧

PK22 (1956)

ポール・ケアホルムは20世紀半ばに活躍したデンマークのデザイナーで、当時の北欧では珍しく木よりも金属を使った家具で有名。ただし、デザインを学ぶ前は木工の修業も積み、木や籐を取り入れた家具にも優れたものがあった。PK22は、フラットな金属の棒材をさまざまに操ってフレームを構成した代表作。座面に籐を張ったタイプは凜として涼しげで、素材を重視した彼の美学を反映している。

CH24 Y Chair|CH24 Yチェア (1950)

あまりに有名すぎる木の椅子の傑作にして、20世紀の北欧家具の金字塔。ウェグナーが1944年発表のチャイナチェアのリデザインを繰り返した末、工作機械の活用を踏まえてこの形態に辿り着いた。アームと背もたれを兼ねる曲げ木のパーツなどにオリジナルの面影が残る。コストを下げる工夫を随所に盛り込みながらも、木の持ち味を生かし切るという点では一切妥協のないデザインだ。

Chieftain Chair|チーフテンチェア (1949)

デンマークの超絶的な木工技術の結晶であり、木の椅子の一つの究極。大胆なフォルムの背もたれ、アーム、座面が宙に浮かんだように見えるのが特徴。発表時は規律正しい北欧家具の世界で賛否両論を巻き起こした。抽象彫刻にも触発されたユールの造形感覚は、当時の名匠、ニールス・ヴォッダーの技術力によって日の目を見たという。長年にわたり幻の一脚だったが、現在は復刻されている。

Bench153B|ベンチ153B (1945)

北欧のモダニズム建築における最大の巨匠、アルヴァ・アアルトの家具には建築家としての視点が生きている。フィンランド特産のバーチ材を使ってデザインされたこのベンチは、特定のテイストに偏ることなく、人が暮らす空間の邪魔をしない。単体として目を引くというよりは、空間全体の調和を作り出すことで価値を発揮するグッドデザインだ。L字形の脚部は名作、スツール60と同じ製法。

China Chair|チャイナチェア (1944)

ハンス・J・ウェグナーは1914年デンマーク生まれ。木工職人のバックグラウンドを生かし、木の椅子の名作を数多くデザインした。この椅子は彼の原点といえる一脚で、圏椅と呼ばれる中国の伝統的な椅子のリデザイン。背もたれ上部の笠木とアームを兼ねた馬蹄形のパーツは、後のウェグナーの椅子に多く見られる。成形やジョイントに職人の手仕事が欠かせない、北欧流の贅を極めた椅子だ。

Goteborg ,1|ヨーテボリ,1 (1934)

北欧近代建築の礎を築いたスウェーデンの建築家アスプルンドが、ヨーテボリ市の裁判所庁舎のためにデザインした。この椅子の真骨頂は曲げ木の背もたれ。わずかに捻れながら背後へと反り返るフォルムが、背中と肩を優しく受け止め、本革こそ巻かれているものの、曲げ木の美しさと心地よさを存分に味わえる。長めの脚はゆるやかにカーブし、後ろ姿も優雅。見た目よりずっと軽く運びやすい。

CH33 CH33(1957)/ハンス・J・ウェグナー|平松洋子 エッセイスト

 私にとって椅子はやはり「腰かけていることを忘れさせてくれる」くらいのものがいいんです。目立たず、空間にすっと溶け込むというか。その意味で、木という素材は四季のある生活の中で最も違和感を感じさせない素材だと思いますね。レザーだと日本の夏ではべたべたしがちだし、金属だと冬は座った瞬間に冷たさを感じてしまう。その点、木は中庸というか。掃除や手入れもしやすいから、日常的に使いこなしていける。北欧の家具が

テーマ〈続々・フェスティバル〉

やつい 新宿の花園神社とかで、お祭りの時に見世物小屋があったじゃないですか。生きた蛇を頭から食うババアとか、衝撃でしたよ。
宮沢 俺が見たのは、学者犬。犬が足し算をするっていう。2+3は? って言うと、5って書いた紙をくわえてくるだけ(笑)。
やつい フェスにはいかがわしいものがつきものですよね。
宮沢 フジロックでも見世物小屋をやればいいのに。人間ポンプさんは、すごかったね。白と黒の碁石を飲み込

ちょっと贅沢な白シューズ。

“バーニング ローズ”という名前の新しいフレグランスキャンドル。ローズアブソリュートの奥深い香りとスモーキーウッドのコンビネーション。ハンドメイドガラスに入っており、コレクターズ・エディションの“XO(愛を込めて)”とデザインされたグラフィカルなパッケージも面白い。12,900円(バレード/エドストローム オフィス☎03・6427・5901)