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北欧

木の聖なる力が、人々を救うと信じて。【聖樹・巨樹研究家】杉原梨江子

 世界中の木の神話や思想を研究。国内では戦災を生き延びた木を巡り、その逸話を執筆やセミナーで世に伝える。年間100本以上を巡る杉原氏が木に魅せられたのは、病で生きる希望を失った時、育てていたガジュマルに勇気づけられたことから。木と対峙する時は、まずは出会えたことへの感謝の挨拶に始まり、樹皮をくまなく観察。原爆や空襲などの傷痕から歴史を振り返り、木とともに生きてきた人に話を聴く。気に入ったら最低1時

(噂 その3)新世界の下駄屋が、 実は驚異のジャズレーベル。

 新世界市場で100年以上続く〈澤野履物店〉は、大阪でも稀少になっている下駄屋の一つ。実は、ヨーロッパを中心としたジャズレーベル〈澤野工房〉として世界的に知られる存在だ。4代目の澤野由明さんが1980年から音源制作をはじめ、カタログ点数はすでに300枚超。「昔は下駄商売に助けてもらってたけど、今はCDのおかげで下駄屋を続けられてます」と澤野さん。パリ在住の弟の協力を得ながら新鋭ジャズメンを発掘し続

【新しい街、南天満】キタの隣町“天満村”に 開放的な風が吹く。

 北に大阪天満宮、東に造幣局を抱え、大川(旧淀川)右岸に沿って桜並木が続くこのあたり一帯を、古くからいる人は“天満村”と呼んできた。建築やデザイン事務所、町工場や住宅が混在し、のんびりとしていたこの村が、にわかに活気を帯びてきた。大阪キタの商業圏内にもかかわらず好物件が出るとあって、軍資金は少なくとも志は高い人たちが夢を叶えるべく集まってきたからだ。

 21年前、カフェ&雑貨〈dieci〉1号店

中心地を持たないビッグ・サーを散策するために。

ビッグ・サーに訪れたら、ここにステイしなくてはならないともいわれるビッグ・サーの聖域。ビッグ・サーの初期の雰囲気を今でも味わうことができる。1930年代初頭にノルウェーからやってきたヘルムート・ディージェンが仲間たちとともに建てた北欧式アコモデーション。土地のレッドウッドで建てられたキャビンは部屋ごとに構成や調度品が違うため、違う部屋を楽しむために訪れるフリーエンターも多い。クラシックスタイルのレ

キッチンは、ほほえむ | 松浦弥太郎

 キッチンに置く椅子を一脚買った。背もたれと袖が一体となったデンマークの曲げ木の椅子だ。

 ニューヨークのイーストヴィレッジに、料理本を専門とする老舗の古書店がある。オーナーは料理好きの女性だ。
 ずいぶん前、店からすぐ近くにある、一人暮らしする彼女のアパートを訪ねた。
 並木道の歩道から階段を上がると、赤い木のドアがあり、昔ながらの大きな鍵での開け締めが、ニューヨーク特有のブラウンストーンの建

ハイブリッド

植物店の奥に広がる、ハイセンスな食卓。

・店主の武藤恭通さんは街の酒場から3ツ星レストランまで国内外で経験を積んだ実力派。
・バスク地方のシャルキュティエ、ピエール・オテイザ氏に師事したシャルキュトリも注目。
・手前のプラントショップ〈TRANSHIP〉には大型の観葉植物から小さな多肉植物まで。

スープ ガルビュール1,404円。料理でも使用している「純胡椒」などシェフのつながりでセレクトされ