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小林

キャラの印象は何で決まるの?

「アニメのキャラクターを見た際に萌えを感じるか、別の感情を覚えるかは、複数の要素が絡んできます。“顔”や“髪形”“髪色”“声”“身長”などキャラクターの特徴は色々ありますよね。結論から言うと、人間は萌える/萌えないを顔の“輪郭”と“目の大きさ”によって判断していることがわかりました。私の研究では、『涼宮ハルヒの憂鬱』の涼宮ハルヒや『ご注文はうさぎですか?』の保登心愛を“萌えキャラ”、『ルパン三世』

アーティスト・ 西川貴教が語る 音楽と、ガンダムと。

「アニソンという響きがあまり好きになれないんです」。『るろうに剣心−明治剣客浪漫譚−』や『ガンダムSEED』などの代表的なアニメタイアップ曲を持つ彼に「アニソンとは何か?」と問いかけると、意外な言葉が返ってきた。

「僕は、アニソンという枠で楽曲制作を行ったことは一度もありません。“アーティスト”という音楽を追求する視点で言えば、作ったのはアニメっぽいタイプのサウンドではありませんし、かといって自

家族NOW。

『クレヨンしんちゃん』の野原一家が、「アニメに登場する家族」を代表する一家であることは間違いない。一家は商社勤務のサラリーマンひろし(35)と専業主婦のみさえ(29)夫婦の間にしんのすけ(5)とひまわり(0)の兄妹がいる4人家族。TVシリーズスタート時、野原一家は“ごくごく普通の一家”という設定だったが、四半世紀以上が経過した現在、「20代の専業主婦」「2人の子供」といった要素が言葉ほどに“普通”

信仰とともにあり続ける茶碗。

3碗の中で、目にする機会の最も稀な作。堺というより当時の日本随一の豪商にして茶人でもあった、天王寺屋の津田宗及が所持し、宗及の父の菩提寺であった堺の大通庵から、宗及の次男、江月宗玩和尚が二世住持となった龍光院へもたらされた。以後、寺院の什物であり喫茶の器という、天目茶碗本来のあり方を失うことなく、400年にわたって龍光院に秘蔵されてきた。そして本作もまた、天王寺屋以前の来歴を辿ることができない。

曜変天目、はじめの一歩。 Q&Aで学ぶ基礎知識。

A:宋の建窯で焼かれた、斑文と光彩を持つ黒釉茶碗。

歴史の中で「曜変」の名を与えられてきた茶碗は3つだけではない。なるほど、見た目がキラキラしたものもあれば、錚々たる美術館の所蔵品もある。それらと、国宝の3碗は何が違うのか。「厳密に定義するなら、国宝に指定された曜変天目3碗に共通する条件すべてが揃わないと、曜変天目と言えない」と小林さん。「①宋時代の建窯(現在の福建省南平市建陽区水吉鎮)で作られ

漫画やゲームを評論するブルボン小林と、小説を書く長嶋有。

「『ザ・マンガホニャララ 21世紀の漫画論』カバーの金氏徹平さんの作品は、僕の自宅に飾っているものです。今回使わせてもらうにあたって、題字を載せたり色をつけたりの改変も快諾してくれ、デザインのアドバイスまでしてくれ、本当に感謝しています。『私に付け足されるもの』のカバーは“地味な女シリーズ”と銘打たれた短編を収める、そんな本にこそ派手な服を着せるべきだ! と思ったので、人物画にしてほしい、絵の中の

めくるめく、オトナの絵本。

絵巻とは、巻物になった絵本のようなもの。詞書(物語)とその場面の絵を交互に見て、物語の世界をあれこれ想像する。仏画が仏教の教えを伝えたように、絵巻は日本の教養を面白く伝えるツールだったのだ。いわば「合戦絵巻」は「マンガで覚える歴史」で、「説話絵巻」は「アニメで知る昔話」。右から左へとストーリーを途切れなく伝える構成は、ダイナミックな時空間の飛躍や、緩急つけた戯画的表現を生み、ゆえにアニメの原点とも

国民的絵画、降臨。

浮世とは当世のこと。今、この世で味わえる娯楽と享楽を描いた浮世絵は、自由で粋な元禄の空気を映す国民的エンターテインメントだ。原点は風俗画。初期は菱川師宣らの肉筆画や墨一色の摺り物がメインだったが、多色摺り木版の技術革新によって一気に大衆化。歌舞伎スターの役者絵や美人画は装いの流行発信源になり、歌川国芳が描く幕府批判の風刺画は庶民の喝采を浴びた。浮世絵が、上質なポップミュージックのように愛されている