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福岡

進化する「スペシャルドリンク」。

箱根駅伝の仕事が終わると、なんだか1年が終わったような気がする。新年が始まって1週間くらいしか経っていないのに、「区切り感」満載なのである。
 
しかし、2019年はかつて箱根を走ったスターたちが東京オリンピックのマラソンに向けて激しい争いを繰り広げそうで、箱根ロスにうちひしがれる暇もなく、いそがしい日々が続きそう。9月15日は代表選考レース『マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)』が行われ

お前も侍の子じゃけん、覚悟せい。| 松本零士

私は福岡の久留米生まれの小倉育ち。父親は大刀洗の飛行第四戦隊の勤務で、陸軍航空隊の飛行機乗りでした。幼少期に明石に越して、そこに昭和18(1943)年まで。先祖の家が愛媛県の大洲市新谷にあって、19年から疎開しました。連日連夜B29の大編隊が宇和島の方から頭上を通って広島の方へ。原爆機も頭上を通ったはずです。機銃掃射を受けて爆弾を落とされる、空襲警報も味わいました。終戦の日は川で泳いでいて、「戦争

サン・セバスチャン

生産者の人柄や農園の環境を知ったうえで、土地の魅力が発揮されている豆を極力直接買い付ける。オーナー森崇顯さんが大切にするのはキャラクターの表現と質感、酸と甘さのバランス。「どのコーヒーもフレーバーと口当たりのバランスが素晴らしい。これは確かな焙煎の賜物。浅煎りに仕上げた秘境・ウィラ地区の豆もクリーンで甘く、紅茶のような柔らかいアフターテイスト」(三木)。フローラルなアロマ、ブドウのようなジューシー

ナインティ・プラス ゲイシャ・エステート

コーヒー先進都市・福岡で4店舗を展開する実力店。オーナーは『ジャパン バリスタ チャンピオンシップ』で2年連続チャンピオンに輝いた岩瀬由和さんだ。「より生産者に近い立場へ」と、2018年夏から自社焙煎をスタートしたことも、福岡のコーヒー好きたちの間で話題に。素材の持つ個性を引き出すべく、浅〜中焙煎が基本。パナマのゲイシャ種は、エレガントな風味、強い甘味が非常に豊か。「ベルガモットやマンダリンオレン

ブエノスアイレス

福岡インディペンデント系カフェの草分け的存在。大西さんにとってマヌコーヒーといえばこの豆なのだとか。甘さとコクを持つマラゴジッペ種に、明るさと爽やかさを持つカトゥーラ種を交配したマラカトゥーラは果実も生豆も大きい。農園が独自に行うケニバという処理方法によって、親品種から受け継いだ特性がさらに大きく引き出され、澄んだ味わいや口当たりの良さを実現する。「グレープフルーツやスイートスパイスを思わせます。

エル・ポルベニル ハワ パルプドナチュラル

開業当初から買い付けを行っている生産者・セルヒオさんの農園から、コーヒーの原種に近いとされるハワ種をセレクト。中でも農園内の標高が高い畑で収穫したコーヒーチェリーをパルプトナチュラルで処理したのが、この豆だ。「清楚で軽やかな花の香り、白ブドウの柔らかい果実感、ジンジャーやレモングラスのような爽やかさ、ダージリンティーの繊細さと気品、軽やかでフローラルな味わいなど複雑な要素を併せ持っています。それで

エル・オアシス

天神にあるスペシャルティコーヒーとナチュラルワインのスタンド。元バーテンダーの店主の原田達也さんは、糸島〈Tana Cafe+Coffee Roaster〉のオーナー、・田中裕之さんと出会い、産地まで出向いて仕入れから焙煎まで一貫して行う姿勢に惚れ込み、この豆を店の定番にした。持ち味であるチョコ系の甘さやコクのあるボディが出るよう、焙煎具合をオーダー。「今回私が挙げた中で一番深煎り。キャラメルやチ

メイワル キワンブ ウォッシュド

今回、座談会にも登場した大西正紘さんがオーストラリア・メルボルンの〈The Premises〉、福岡の〈ハニー珈琲〉での修業を経て2013年に開業。「個人店でありながら、世界中からおいしいコーヒーを求めて訪れる人が絶えない。ケニアは果実のコク、ベリー系や桃を感じさせる甘さがある」(加藤)。目指すのは甘さと後口のきれいさ。プロバット社プロバトーネ5㎏で釜内の温度や上昇率を確認しながら釜内の豆の状態、

僕らのケニア 「サゲイニ」

スペシャルティコーヒーに特化した共同買い付けグループ〈珈琲の味方塾〉にいち早く参加。仲間とともに生産者と交わり、生豆の可能性を引き出す焙煎方法に道筋をつけてきた。代表の井崎克英さんは、大西さんがコーヒーと人生の師と仰ぐ人物だ。「そんな井崎さんが愛してやまないのがケニア。中でも、その時々に最高のものを選んだのが『僕らのケニア』です」(大西)。透明感があり、マンダリンオレンジのような爽やかな果実味とフ

ハイレセラシエ

強烈な個性を持つ3種のエチオピアを合わせ、この上なくバランスの良い味わいに仕上げた。東京・南千住にある自家焙煎コーヒーの名店〈カフェ・バッハ〉出身で、焙煎技術を競う国際大会での優勝経験もあるオーナー、後藤直紀さんならではの仕事だ。「ウォッシュトとナチュラルのブレンドを中煎りに仕上げていて、苦味・酸味・甘味のバランスが絶妙。深煎り派の方も楽しめるフルーティな味です」(三木)。100g 750円。