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台湾

峰茂茶行

台南で老舗の茶葉店といえば、〈林百貨〉でも扱う創業百五十余年、台湾最古の〈振發茶行〉が知られているが、1931年創業の〈峰茂茶行〉もなかなかの老舗だ。ここで何を買うべきかと言うと、老闆(店主)の蔣清木さん自身が龍眼の炭で火を入れた炭火焙煎茶。主に凍頂烏龍と鉄観音の2種類で、どちらも昔ながらの重焙煎。今や焙煎室を持ち自分で火を入れる茶行は少なく、台南ではここだけ。紙で器用に包んでくれるのも変わらぬ手

TCRC

台南っ子の間で夜ごと話題に上るバーが〈TCRC〉。店主を筆頭にバーテンダー陣が台湾国内のカクテルアワードで毎年入賞を果たしているため、その名は全国レベル。台北からも客が押し寄せ、開店前から大行列をなす。確かに、旬の果物やフレーバード・ジンを巧みに使ったカクテルはハイレベル。今年1月には改装し、盛況に応えるべく店内が少し広くなった。行列しつつ一杯を待つのも、台南の夜のアツい過ごし方なのだ。

慶中街郭家綠豆湯 總店

紅豆湯(あずきのお汁粉)をはじめ台湾にも豆を使った甘味が色々あるが、日本人にとってあまり馴染みがないのが緑豆湯。緑豆を甘く煮たスープで、台北より台南でこの看板をよく見かける。というのも緑豆は体内の熱を冷ます作用があり、台南人は老いも若きも暑気払いに食べるんだとか。
 中でも緑豆専門店の最大手が〈慶中街郭家綠豆湯〉。冷たく冷やした甘さ控えめの緑豆湯は、豆もふっくら軟らかで、するすると入っていく。暑い

マンゴーの故郷、玉井へ!

台湾に来たならば「芒果冰」の文字を一度は見かけたことがあるだろう。そう、「マンゴーかき氷」のことだ。日本では恐ろしく高価で芸術品のように扱われるマンゴーが、台湾では気前よく丸ごと1個カットしてかき氷に盛ってくれる。これでだいたい100元ちょっと。まるで天国ではないか。その甘くてとろけるような台湾マンゴーの一大生産地が、台南の玉井區。かき氷でも花形といわれる品種、愛文芒果が誕生した場所であり、マンゴ

長濱天主堂

足部にある64の反射区を刺激することで病気の予防や体質改善を図る「若石流」と呼ばれるメソッドで、今や世界中に広まっている台湾式足裏マッサージ。その足裏理論を確立した創始者、スイス人神父のジョセフ・オイグスター(台湾名=呉若石) さんの本拠地が、なんと台東に! 呉神父はキリスト教布教のために1970年より台東に定住。長濱天主堂の現役の神父として活動をしながら、多くの弟子たちに「若石流」の理論と技術を

熱帯低気圧

一部サーファーの間では知られているが、台湾は波乗り天国だ。なかでも台東の海は「季節や大小問わずバラエティ豊かな波が楽しめる」のが魅力で、台湾の新聖地としてじわじわ人気を集めている。海辺の東河村にある〈熱帯低気圧〉は、千葉県出身の清水淳さんがオーナーを務めるサーフショップ兼カフェ兼ゲストハウス。台湾の波に魅せられて移住した清水さんが11年前に店をオープン。カフェはブヌン族の妻ドンドンさんが取り仕切り

CJSJ

パリの5ツ星ホテルで修業中に知り合った2人が、本場のフレンチを台湾に広めようと、2015年にオープンしたスイーツの店。食べるまで味の想像がつかない、見かけからして芸術的なケーキに、オープン前から人だかりが。開店3時間ほどで完売してしまう生ケーキを求めて、みんなバッチリ着飾ってインスタ準備も完璧だ。ここのスペシャリテは、筒型に高く焼いたパイ生地の周りにシュー皮をキノコのようにくっつけたシュークリーム

中友百貨公司

コーラ缶を模した個室や、海底世界、はたまたビールパブのような空間……。1992年開業の〈中友百貨公司〉のトイレが異様に凝ったデザインにリニューアルしたのは、2003年のこと。純粋にデパートを訪れる客に楽しんでもらいたいと階ごとに違うテーマパークのような空間が考案されたのだという。全18のテーマを持つトイレは数々のメディアにも取り上げられ、台中の公衆トイレ評価鑑定で連続受賞、台湾国内でも特優賞に輝き

but. we love butter

台北のオシャレストリート、富錦街にトラディショナルなテーラーがオープン。と思いきや、実は焼き菓子専門店という、映画『キングスマン』さながらの仕掛けが……。テーラーの奥に広がるのは、インスタ映えするモダンな空間。どこを切り取っても絵になるようデザインされた店内では、焼き菓子の試食ができる。フランス産エシレバターをふんだんに使ったお菓子には、台湾産のハチミツや塩、日本の和三盆や牛乳など厳選した食材を使

TK SEAFOOD & STEAK

日本では一段落ついた感のあるエイジング・ビーフ人気だが、台湾では今も旬。自家熟成を看板に掲げる店が増えている。東區にある〈ホテル プロバーブズ 台北〉のメインダイニング〈TK SEAFOOD & STEAK〉ではホテルオーナーであり、料理ディレクターでもある陳昶福さんご自慢の熟成肉を提供。米産牛肉の中でも最高級とされるプライムビーフのポーターハウス(フィレ部分が肉全体の3分の1以上を占めるTボーン