キーワード

台湾

戦後日本において自民党はどう歩んできたのか? | 田中秀征 × 西寺郷太

「戦後日本を指導した政治家たちにまつわる本を紹介してほしい」。政治について独特な視点を持つミュージシャンの西寺郷太氏にそんなオファーをしたところ、返ってきた答えは「今、僕が政治について語るなら、『自民党本流と保守本流 保守二党ふたたび』を書いた田中秀征先生と対談したい」というもの。かくして、実現したこの対談。テーマは自民党の立役者たち。

意識的に映画を選ぶのは、 無意識下の影響力が怖いから。| 瀧本幹也 (写真家)

カメラマンを志した中学時代に映画にハマり、いまでも年間40本は映画を観ている瀧本幹也さん。是枝裕和監督に抜擢され映画の撮影監督を務めるようになってからは撮影手法の研究も兼ねてさまざまな映画を観ているが、その中には“意識的に観ない映画”のカテゴリーがあるという。

「まず一つは、黒澤(明)監督の『八月の狂詩曲』です。映画にハマり始めた中学生の頃から、黒澤作品はほぼ全部観ていますし、大人になってからも

麻豆代天府

いかにも台湾な色彩の巨大な龍の口から吐き出されている階段を、ぞろぞろと人が下りてくる奇妙な光景。どこぞのテーマパークかと見紛うけれど、実はここ、神様を祀った歴史ある道教寺院なのだ。1662年に保寧宮という名前で建立されたものが、1956年に現在の場所に移築されて名称も変更。そして、79年にこの巨大龍が設置された。龍の体の中は通路になっていて、入口には「十八地獄」の看板。入って進むと、おどろおどろし

振利工具店

時代の移り変わりとともに、日本と同様、あるいはそれ以上に後継者不足となっている台湾の職人文化。創業80年余の〈振利工具店〉は、台南でも少なくなりつつある工房の一つで、3代目の吳天助さんが打ち出した刃物や工具が買える店。本格的な中華包丁や刺身包丁などもあるが、土産にするならどっしりと武骨な風合いの修竹刀や万能な小型ナイフ、そして台南のレストランから依頼を受けて製作したというカトラリー類など日常的に使

峰茂茶行

台南で老舗の茶葉店といえば、〈林百貨〉でも扱う創業百五十余年、台湾最古の〈振發茶行〉が知られているが、1931年創業の〈峰茂茶行〉もなかなかの老舗だ。ここで何を買うべきかと言うと、老闆(店主)の蔣清木さん自身が龍眼の炭で火を入れた炭火焙煎茶。主に凍頂烏龍と鉄観音の2種類で、どちらも昔ながらの重焙煎。今や焙煎室を持ち自分で火を入れる茶行は少なく、台南ではここだけ。紙で器用に包んでくれるのも変わらぬ手

TCRC

台南っ子の間で夜ごと話題に上るバーが〈TCRC〉。店主を筆頭にバーテンダー陣が台湾国内のカクテルアワードで毎年入賞を果たしているため、その名は全国レベル。台北からも客が押し寄せ、開店前から大行列をなす。確かに、旬の果物やフレーバード・ジンを巧みに使ったカクテルはハイレベル。今年1月には改装し、盛況に応えるべく店内が少し広くなった。行列しつつ一杯を待つのも、台南の夜のアツい過ごし方なのだ。

慶中街郭家綠豆湯 總店

紅豆湯(あずきのお汁粉)をはじめ台湾にも豆を使った甘味が色々あるが、日本人にとってあまり馴染みがないのが緑豆湯。緑豆を甘く煮たスープで、台北より台南でこの看板をよく見かける。というのも緑豆は体内の熱を冷ます作用があり、台南人は老いも若きも暑気払いに食べるんだとか。
 中でも緑豆専門店の最大手が〈慶中街郭家綠豆湯〉。冷たく冷やした甘さ控えめの緑豆湯は、豆もふっくら軟らかで、するすると入っていく。暑い

マンゴーの故郷、玉井へ!

台湾に来たならば「芒果冰」の文字を一度は見かけたことがあるだろう。そう、「マンゴーかき氷」のことだ。日本では恐ろしく高価で芸術品のように扱われるマンゴーが、台湾では気前よく丸ごと1個カットしてかき氷に盛ってくれる。これでだいたい100元ちょっと。まるで天国ではないか。その甘くてとろけるような台湾マンゴーの一大生産地が、台南の玉井區。かき氷でも花形といわれる品種、愛文芒果が誕生した場所であり、マンゴ

長濱天主堂

足部にある64の反射区を刺激することで病気の予防や体質改善を図る「若石流」と呼ばれるメソッドで、今や世界中に広まっている台湾式足裏マッサージ。その足裏理論を確立した創始者、スイス人神父のジョセフ・オイグスター(台湾名=呉若石) さんの本拠地が、なんと台東に! 呉神父はキリスト教布教のために1970年より台東に定住。長濱天主堂の現役の神父として活動をしながら、多くの弟子たちに「若石流」の理論と技術を