キーワード

渋谷

渋谷の居酒屋〈富士屋本店〉の 「しいたけの天ぷら」

 20年前に初訪店。それから少なくとも月に2回。2018年10月に閉店するまでに、200回は通っただろうか……。大衆立呑酒場〈富士屋本店〉。大きなロの字のカウンターにクールファイブかダークダックスのように半身で立ち、千円札と小銭を出す。注文すると、お代は勝手に持っていってくれるシステムだ。最も思い出深いメニューは「しいたけの天ぷら」。大根おろしが添えられているが、醤油をかけるのはご法度。女将のヨシ

スニーカーが壊れた! レストアorカスタム、どっちを選ぶ?

ィンテージスニーカー好きの誰もが助けを求めるシューズ界の名医、千葉の〈ライム〉は街のクイックリペアとは違い、オリジナル重視のレストア術に絶大な支持を得ている。加水分解や着用による劣化などの問題を解決するため、時には海外から当時のソールを取り寄せたり、ないパーツならオリジナルに忠実に自主製作するほど。複雑な機能シューズでない限り、どんな傷みでも元のあるべき姿に戻すことができるというその技術を探った。

時代に反逆し続けたプリンスが教えてくれたこと。

 プリンスが2016年4月21日に亡くなって3年。誕生日が6月7日(生きていたら今年61歳)ということもあり、春には追悼イベント、セレブレーション、リリースが多くて。個人的トピックは、4月に一時は約40万円まで高騰した幻のカセットテープ『ヴェルサーチ・エクスペリエンス』がリリースされたこと(ライナーノーツは、僕が担当)。予約時点でほぼ完売の大人気で(もともとはショーのみで配布された非売品)。

 

あの州の郷土料理。

シチリア住民が日々食べる、滋味深い“まかない”料理。

青く広がる海と空、開放的なシチリアの空気に惚れ込んだという大下竜一シェフ。「現地での修業時代、そこのシェフが毎日のように食べていたまかない料理が本当においしくて」。そんな“まかない”料理がこの店の原点となっている。野生のハーブ・フィノキエットやイワシ、内臓料理など、リストランテとはまた違う庶民の味は千葉県八街市の〈エコファームアサノ〉など仕入

1軒で二度おいしい! 酒場+αで進化する酒場。

美酒美食へのあくなき探究心と、己の理想を追求する店主たちにより、店作りはどんどん自由になってきている。例えば、武蔵小山に昨年オープンした〈エメ〉。「食べ物だけでなく心も満たしてくれるトータルな心地よさを体現できる場所を作りたいと思っていたんです。そんな時、植物店の緑のファサードの奥に広がるこの理想の物件に出会えたんです」と、店主の武藤恭通さんは言う。店内では、国内外で経験を積んできた武藤シェフがこ