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鈴木

VESTITA

真っ白な空間を彩るのは柔らかな色合いの花や枝もの。「土地柄、花のある生活を楽しまれる方も多くて。派手な花より、暮らしにすっと馴染むものを提案できたら」と店主の鈴木健文さん。得意の花束は可憐な草花が10種以上も束ねられたもの。「贈り物の花束にたくさんのお花を使うのは、その中に気になるものや初めてのものが一つでもあれば、そこから会話が生まれたり興味を持ってもらえるんじゃないか」という気持ちが込められて

“生”をリマインドしてくれる花。

「ずっと見ていると、同じ品種でも一つ一つに差があって、色や形はもちろん場所も咲き方も違う、時間によって光が変わることで見え方も変わることに気がついて。それが面白かったんですよね」
 
長く見つめることで、単なる「花」でしかないと思っていたものの、一つ一つの存在が、より深く見えてくる。撮り続けてきた花のシリーズを2017年に写真集『Étude』にまとめた鈴木さんにとって、その体験は「建物や静物を撮る

ライブ盤で鮮やかに蘇るボーカリスト大滝詠一の唯一無二の魅力。

大滝詠一初のライブ盤『NIAGARA CONCERT '83』は、1983年7月24日に西武球場で行われたライブをCD化したものである。65年の生涯において、数えるほどしかライブを開催しなかった氏のライブ音源とあって、発売されるや否や初回限定盤は品切れ店が続出した。というのも、限定盤には77年6月20日に渋谷公会堂で行われた『THE FIRST NIAGARA TOUR』を収録したドキュメンタリー

エキセントリックに弾けた 江戸琳派の奇才。| 鈴木其一

CGのポスターみたいな風景画や、白昼夢のような鳥獣図。この人工的でどぎつい色は、江戸時代の日本人の目にどう映ったのだろう?
 
江戸琳派の奇才・鈴木其一は、瀟洒な画風を得意とした酒井抱一の一番弟子。其一も抱一に倣い、繊細で情緒的な草花図や花鳥図を描いていた。ところが、抱一が逝去すると、突然、何かから解き放たれたように大胆不敵な絵を描き始める。自然の姿を強引に再構築し、それまでの日本絵画にはなかった

国民的絵画、降臨。

浮世とは当世のこと。今、この世で味わえる娯楽と享楽を描いた浮世絵は、自由で粋な元禄の空気を映す国民的エンターテインメントだ。原点は風俗画。初期は菱川師宣らの肉筆画や墨一色の摺り物がメインだったが、多色摺り木版の技術革新によって一気に大衆化。歌舞伎スターの役者絵や美人画は装いの流行発信源になり、歌川国芳が描く幕府批判の風刺画は庶民の喝采を浴びた。浮世絵が、上質なポップミュージックのように愛されている

ラ・リベルタッド

オーストラリアでカフェ文化を吸収、その後、ノルウェーで心を揺さぶられるようなコーヒーに出会ったことから、ロースターの道を志したという店主の鈴木洋介さん。パッケージには、コーヒーからイメージした味と香りが水彩で描かれている。「サン・ラモン種&パンカ種をウォッシュト精製、浅くローストしたこの銘柄は、華やかな香りと、アプリコットやミカンのような甘味が魅力」(大西)。細かく挽いて長めに蒸らし、濃いめに抽出

カンバタウォッシュド

オーナーはデンマーク・コペンハーゲンでバリスタ修業を積み、帰国後〈FUGLEN TOKYO〉の立ち上げに参加した鈴木康夫さん。豆の甘さ、酸、透明感のある風味を引き出すため基本は浅煎り。シングルオリジンが中心だ。「喫茶店文化が根づいている名古屋でも、かなり攻めた感じのライトロースト。この豆もライムやレモングラスなどの爽やかなフレーバーで、ジンジャーや蜂蜜の印象もありエキゾティック」(大西)。100g